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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:映画ら行
『ザ・フォール/落下の王国』2006年 インド・イギリス・アメリカ 118分 レンタルDVD
リー・ペイス カティンカ・ウンタルー ジャスティン・ワデル 君にささげる、世界にたったひとつの作り話。 あらすじ:1915年、ハリウッド。撮影中の事故で重傷を負い病院のベッドに横たわるスタントマン、ロイ。身体が動かず自暴自棄となり、自殺願望にとらわれていた。同じ病院に入院中のアレクサンドリアは、家族を手伝ってオレンジを収穫中に樹から落下して腕を骨折した5歳の少女。じっとしていられず敷地内を歩き回っていて、ロイの病室へと辿り着く。ロイはアレクサンドリアを呼び寄せると思いつきの冒険譚を語って聞かせる。ロイの語るめくるめく物語にすっかり引き込まれていくアレクサンドリアだったが…。 かんそう:ターセム監督の最新作。世界24カ国、13の世界遺産で撮影された映画だそうです。 とても映像が綺麗!それだけで見とれてしまう映画です。 始まりは白黒映像で映画の撮影中、スタントマンが事故にあって橋から落下するシーンから始まります。川から馬が引き上げられるシーンは先ず最初のインパクトのあるシーンでした。 病院ではアレクサンドリアが入院中。骨折して手にはギプス?が巻かれて腕は棒?で支えられています。看護婦さんにお手紙を書いて窓から投げますが(落ちた?)それは1階で入院している主人公スタントマン・ロイのもとに落ちアレクサンドリアは手紙を返してもらいにロイの病室に行き二人は出会います。 ロイはアレクサンドリアに「君の名前はアレキサンダー大王からとられたんだろう?」「アレキサンダー大王の手紙にまつわるお話をしてあげよう!」とお話を語りはじめます。 「明日は壮大な愛の叙事詩だよ・・・。」とアレクサンドリアはロイのおはなしが楽しみになるのです。。。 この愛の叙事詩というのが結構めちゃめちゃなお話なのですが、とにかく映像が素晴らしいので気にしないように見れました。 といっても愛の叙事詩というのはロイの空想話で、映像化されると登場人物となって映画中の実際の人物が叙事詩に出てきます。ロイは黒山賊、看護婦エブリンはお姫様として。ほか省略。 アレクサンドリアはこのお話にどんどん魅了されていくけれどロイは「このお話は良い結末にはならないんだよ」と。なぜならロイは自殺願望にとらわれていて、このお話を聞かせているのも彼女に死ぬための薬を取ってこさせようとさせているからです。続きが聞きたいアレクサンドリアはロイの為にモルヒネを盗んでふたたび落下してしまうのです・・・。さて結末はどうなるのか?? 映像も綺麗だけど、感情にもぐわ~っと迫るものがあって良い映画でした。 最後の映画上映会では「ニューシネマ・パラダイス」のようにスタントのシーンが次々と流れます。 ロイについては最初は格好良いなんて思わなかったけど、彼の空想話をアレクサンドリアと同じ気持ちで入り込むようになるとカッコイイ(黒山賊がかっこいいのか)って思いました。 アレクサンドリア役の少女はおばちゃんみたいな女の子なんだけど、仕草が全部可愛いのです。腕をつられてるから動きもぎこちなくて、ペタペタ歩く姿も鼻をこする姿も「はやく、つづきをきかせて。はやく、はやく~」っていう仕草もどれも可愛い。 4,5回は見て楽しめる映画です。DVDを買う価値のある良い作品ですよ! オススメ度 ザ・フォール/落下の王国 特別版(DVD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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