岩元綾さんの講演
今日のダウン症等支えあいの会では、鹿児島から岩元綾さんとお父様、お母様がお越し下さって、講演を聴く事が出来ました。御家族の著作は、レイヤが生まれてそう間もない頃から読んでいて、いつかお会いしたいなぁと思っていたので、この講演を楽しみにしていました。最初に「ゆっくりと そして あきらめず」と題してのお父様の講演。「ことば育ち」のテーマを含めて、子育てについて様々示唆に富んだお話しで、ちょうど今、レイヤが少しづつ言葉が出始めている時なのでとても興味深くお話しを伺いました。子どもの言っていることに対して素早く正確に受け止めてあげて、子どもの発信意欲を促してあげることが大切だということ、そして、子どもに話しかけるときは、主語などを省略せず、ゆっくり、はっきり、出来るだけ長めに話してあげること、などなど。その他にも子育てに参考になるお話が色々と聴けました。あっという間の一時間で、時間の制限がなければ、もっともっとお話しを伺いたかったほどです。その後、綾さんの講演がありました。ずいぶん前に一度、綾さんの講演のビデオを見たことがあったのですが、初めてお会いした綾さんは、知的で芯がしっかりしている印象があり、それでいて可愛らしい趣もあり、一方でユーモアのセンスも兼ね備えた素敵な女性でした。ご自宅には温泉を引いていらっしゃるとのことで、そのせいでしょうか、肌がとても綺麗でした。世界ダウン症会議でのスピーチ原稿(英語)の紹介や「千の風になって」の英語詩の朗読は、メリハリがあってイントネーションも素晴らしく、講演が終わった直後、感動して涙が出ましたよ。講演終了後、長旅で疲れているにも関わらず、参加者のためにサイン会まで。岩元綾さんの著作「21番目のやさしさに」世界ダウン症会議のスピーチの中で、"Life is short, but precious. That's why I won't give up my hopes and dreams."(人生は短いです。でも、かけがえのないものです。だから私は希望や夢をあきらめません。)とあります。これからも絵本の翻訳や講演活動など様々なことに挑戦されようとしている綾さんに刺激を受け、私自身も希望や夢の実現に向けて精一杯の努力を惜しまない人生を送ろうとあらためて思いました。にほんブログ村