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与乃登へご相談をされた方の中にはこんな方がおられました。
30代前半の女性が守護霊を知りたいとご相談に見えました。 与乃登「どういったご相談でしょうか?」 女 性「はい、守護霊を教えて頂きたいと思います。」 与乃登「分かりました。視てみましょう。」 早速、与乃登は神前に座って霊視を始めました。 与乃登はいつものように、主祭神に祈り、依頼者の守護霊を呼び出した。 普通は、何か問題のない限り、守護霊は姿をみせるのだが、今回は違った。 与乃登の目の前に映ったものは守護霊ではなかった。 それは、この女性の前世の姿だった。 雨の降りしきる中、お遍路姿の女性が、満足な蓑もなく、すり切れたわらじを引きずり、杖にすがりながら山道を歩く姿。 これは、何時の時代か。 江戸時代か。 江戸時代に、女性が一人でお遍路? やがて、この女性の悲しみが与乃登の胸に伝わってきた。 そうか、子供が病気か。 もう三度目のお遍路。 やっと授かった、跡取り息子。 当時の不治の病。 母はなすすべもなく、お遍路に願掛け。 今でも、女性一人の歩き遍路は難しい。 ましてや、江戸時代となれば、険しさは言うに及ばず、それだけ強い思いが伝わってくる。 そして、願いむなしく、幼い息子は帰らなかった。 悲しい。 与乃登はこの物語を女性に告げた。 女性はあふれる涙をぬぐおうともせず、こう言った。 女 性「実は、息子が難病なんです。」 あぁ、何という因果! 与乃登「そうでしたか。」 女 性「この前、お遍路に行ったんです。」 与乃登「・・・・。」 女 性「確かに、昔来た事があるなーって感じたんです。前世で回ってたんですね。」 与乃登「三度ほど回られたようですよ。」 女 性「そうですか。その時の息子の病気は治ったのでしょうか?」 与乃登「残念ながら、治らなかったようです。」 女 性「今生も治らないのでしょうか?」 与乃登「そうとは限りません。結末はいつも同じではありません。」 女 性「では、なぜ、今も同じように息子は難病なのでしょうか?」 与乃登「この前の人生で、治らずに亡くなったので、今回は治るために同じような人生を選んだのかも知れませんね。」 女 性「そのときの息子は、今の息子でしょうか?」 与乃登「おそらくそうでしょう。」 女 性「前世と同じように、治らずに亡くなるといったことがないように出来ませんか。」 与乃登「そうですねぇ。守護霊様に聞いてみましょうか。」 女 性「お願いします。」 与乃登はもう一度神前に座った。 やがて守護霊が現れた。 女性の父方、8代前の男性。 医者だ。 与乃登「お出ましありがとうございます。」 守護霊が頷いた。 与乃登「質問したき事がございます。この女性の息子の病気は治りますか?」 守護霊「前世と同じではない。」 与乃登「では、可能性はあると言うことですね。」 守護霊「親子がそう思えば。」 守護霊はそういって、消えた。 もう、いつだって、説明は十分ではない。 女 性「どうでした?」 与乃登「親子が治ると思えば道はあるそうです。」 女 性「良かった。どうすればいいですか?」 与乃登は考えた。 今のままでは、前世の繰り返しの道を歩んでいるように思えたからだ。 与乃登「では、前世の記憶を書き換えましょう。」 女 性「え?そんなことが出来るのですか?」 この続きは次回と言うことで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月09日 22時40分36秒
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