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2006年10月20日
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日本中央競馬会(JRA)は19日、凱旋門賞(1日・ロンシャン競馬場)で3着だったディープインパクトの理化学検査で、禁止薬物(イプラトロピウム)が検出されたと発表しました。
 フランスの競馬統括機関であるフランスギャロから報告を受けての発表です。

午後6時から東京・港区のJRA(日本中央競馬会)六本木事務所で行われた会見では、日本国内では使用を禁止されておらず、今年限りで引退するディープの出走には支障ないとのことです。この点については一安心です。


欧州では体内に存在しない、すべての物質が禁止薬物の対象になっています。

フランスギャロは日本とフランスで調査を進め、獣医師がディープの関係者に聞き取り調査を行った結果、フランス滞在中に、問題の薬物を用いた治療が行われていたことが判明したとのことです。

最悪の場合、インパクトも凱旋門賞3着が取り消され、賞金も返還しなければなりません。また、事情次第では調教師、馬主にも重いペナルティーが科されます。
 外国遠征馬は、その国の禁止薬物を調べておく事をしなかった初歩的なミスをした結果です。


JRAの高橋政行理事長は「世界最高峰のレースとして栄誉ある凱旋門賞に汚点を残す結果となり、誠に残念でなりません。JRAとして今後、国の内外を問わず出走馬関係者に対し、禁止薬物などに対する意識の向上を図るべく指導を徹底していきたい」と異例のコメントを出しました。

理化学検査は一般的に、ドーピング(禁止薬物)検査に相当するもので、このイプラトロピウムは咳止めであり気管支の拡張作用があります。ただし、JRAは禁止薬物として指定していませんので、油断があったかも知れません。

武豊騎手の話「ただただ、驚いています。内容も詳しいことも分からないので、今のところはコメントすることは控えさせていただきます」


JPAの担当者は「JPAとしては考える立場にない」を繰り返すのみであり、真相は判明しそうもありません。
あの名馬が世界の舞台で3位の成績を残しながら最悪返上の可能性もある事態を起こしたのは、ディープインパクト取り返しの付かない汚点です。残念でなりません。号泣


bulogdai


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最終更新日  2006年10月20日 16時50分27秒
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