音楽日記

吉井和哉さん

♪「マリアとアマゾネス」
♪「Anthem」

圧倒的存在の吉井さん。
空にぼんやり浮かんだ三日月を見つけて、
「三日月！」と指差すので、
会場全員が夜空を仰いだあの瞬間。
儚く揺れていた三日月に、
志村くんが、覗き見ているような気配を感じた。

「Anthem」
母性を感じる曲だと思う。
甘えてる。母性を求めている。
のではないかと。この歌詞。
”もう、いないいないいないいないいないいないいないいないや…”
子供を思わせる言葉の使い方、たまらなく好き。
吉井さんが歌うと、また違った。壮大な曲になった。


くるり

♪「Sunny Morning」
♪「銀河」

「Sunny Morning」良かった。
一気にテンションが上がる曲。
出だしのギターがすごく好き。
始まったら止まらない勢い大好き。

「銀河」の突っ走る感覚が、凄かったと思う。
くるりさんの演奏は愛情たっぷりだった。


*アンコール*

フジファブリック

♪「会いに」

総くん、ありがとう。
金澤さん、加藤さん、ありがとう。
フジファブリック最高です。
次のステージを目指すフジファブリックを
見せてくれてありがとうございました。


奥田民生さん

♪「茜色の夕日」

最後に民生さん。
緊張を、あるいは、きっと悲しみを振り払うように、
「最後は嫌なんだけどね…」と笑いを誘ってくれた。
志村くんは、民生さんにフジQで何を歌って欲しいって
言ってたんだろう。
民生さんの声は会場一杯に広がって、
きっと志村くんの耳にも届いたと…思う…思いたい。

全部終わって。
金澤さんは「これからも続けて行きます」
と言ってくれた。

あの場所で、総くんが歌ってくれた事、
大変な事だったと思うし、
いろんな想いがあったに決まってるし、
それをやり遂げてくれた、
総くんを支えた金澤さんと加藤さん、
それから志村くんにも感謝した。

「若者のすべて」が流れる中、
モニターに映し出された写真は、
出演したアーティストとフジの写真、
志村くんとのツーショット写真もあった。

それは、笑顔がたくさん詰まっていて、
素敵な写真ばかりだった。
志村くんが一人孤独に闘ってきたから、
今のフジファブリックがあるんだ、と、
それも確かにある。
でもそれ以上に、メンバーはもちろん、
周りのたくさんの支え、
見守ってくれる人が居たから今があるんだと
改めて思った。
だからやっぱりどう考えても、
志村くんはこれからだった。
志村くんの音楽家としての勝負もきっと、
これからだったんだよな。
それを思ったら、やりきれない気持ちばかりが
残ってしまった。

最後の最後に花火が上がって、
それもまた儚く、すぐに散ってしまった。

美しいと思った瞬間には消えてしまう。
次から次へと新しいものが咲いては散ってしまう。
そんなことは分かっているんだけれど、
見ている私は、花火が上がるたびに、ドキッとして、
ワーッって思って、すごい綺麗だな…って心が騒いで、
毛穴が閉じるほどにゾクッとしてその瞬間を楽しむ。

フジフジ富士Qも、
たぶん空から見れば、
あの小さな空間で、
パッと咲いて、パッと散った、
一瞬の出来事なのかもしれない。
でも私はその中でたくさん泣いたし笑った。
一杯感動して自分の中ではもう満腹で、
これ以上何も入らない、許容量越えてた。
一瞬でも小さくても、私にはとても大きかった。

すべてが終わった夜空は寂しかった。
ステージのライトが消え、
暗くなったのがたまらなかった。
今までに味わった事のない寂しさだった。

それでも私は人の波に押されて流されて、
会場を後にするしかなかった。
帰りたくなかったけど、
帰るしかなかった。

時間とは無情に過ぎる物なのだなと、
この歳になって思う。
この日は特に、そう思った。

帰る時間。
入口ゲートはキラキラに光っていた。








(VISTA QUEST VQ1015R2)







素晴らしい時間をありがとうございます。
フジファブリックは最高のバンドです。
音楽家としての志村くんのすべてを
見せてもらったような気がしました。

これからもフジファブリックを応援します。
志村くんの事、ずっと尊敬しています。


（すごく自己満足な日記になってしまいました…）





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今日の夕焼け。

(携帯より)










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皆さんコメントありがとうございます。
ちゃんと読ませていただいています。