詐欺まがい?
仕事前の出来事でした。私は出勤前に、外はどれぐらいかな?と寒さの確認のために玄関から出てみます。玄関に出てみると、作業着のお兄ちゃんがうちに訪ねて来るところでした。「そこの工事(と裏を指差し)をしている者なんですけど、2階の屋根の瓦が2,3枚ポコッと浮いてますよ。危ないから大将が教えて来いって」私はただただ驚きでした。「どこですか? 2階なんですか?」時間もないのに見に行けません。困ったなあ、危ないの? 明日土曜日だしなぁ…。どうしようと思っていたらそのお兄さん、親切に「はめてあげましょうか?」と言いました。はめてもらえたらありがたいけど、タダってわけにいかないし、お礼をどうしたらいいか分からないし…。昼寝っぽく眠ってはいない父に声をかけました。「これこれで、どうする?」「よか」(解説すると、しなくていい、という意味です)「すいません、出かけるので、いいです。ありがとうございました」とお礼を言うと、普通に帰って行きました。この前、竜巻注意報なんて出ていたものだから、台風ではないものの、何か関係してズレたのかなぁと、あれだけ「危ないから教えて来い」と言うぐらいだから、これは大変!と「瓦見て来て」と言っても寝たままで動きません。もっと強く言うと、名前を出して「○○さんのところ(お年寄り)もそんなに言って瓦をはめてもらって何万も払ったって」とぼったくりの話はしても相変わらず動きません。母は実家。もうすぐ帰ると言ったので、移動中でしょう。相変わらず父は寝たままで動きません。父は、さっきのも詐欺というか、ぼったくりと思っていて「よか」とだけ言ったのかもしれません。ただ、私は前日に防音工事の件で、某工務店に問い合わせをしていたところでした。何かそれと関係あるのだろうか…。母には言ったとはいえ、匿名の問い合わせのつもりが、事後承諾で資料は世帯主である父の名前で送ってもらうことにしたので、罪悪感がありました。これからこんなことが続くんだろうか…? 不安になり、警察に電話したほうがいいかもと思いました。まだその辺りにいるだろうし、騙された人もいるのなら、速やかな犯人逮捕につながって犠牲者も少なくて済むだろうと。父に言ってもてこでも動かないのは、もう様子からして分かってました。緊急ではないので、電話帳を引っ張り出し、近くの警察署の電話番号を調べる。交換で、「これこれで」と言って担当部署に回される。意外と時間がかかり、これまた通報者の住所氏名年齢職業、家族構成まで聞かれる…。「仕事してるんですか?」という問いに「もうあと10分ぐらいで仕事に出ないといけないんです」「それじゃあ2,3分で話を詰めましょう」という言葉を信じたのに。2,3分では済みませんでした。「工事してる様子もないし、私も確かめる時間もなかったので、そのまま電話してます」と言うと近くの交番から様子を見に行かせるから、ということになってしまい。私はもういないと言ってるのに…。父は いるか聞かれて。突然出かけてしまうこともあるので、子機を手に階段を下り、父のところへ。「警察に電話したら今から来るって、いる?」「何で電話したのか!(怒)」「そんなに言われたって。とにかく、今来るって言われてるから、いる? いない?」それならいないといけないだろう、と。ほんとにもうあと数分で出ないことには、バスに乗り遅れます。とりあえず、最低限の身支度は済んでいたので良かったんですが、もしもの場合に備えて、会社の担当者の携帯に留守録しました。携帯からかければ良かったのに、いつも家からかけるので、慌てて、携帯で番号を調べながら。パニクりながら録音して。交番の人と鉢合わせにならないように、身なりもそこそこに、速攻出ました。鉢合わせになったら、足止め食らいそうだったから。いつもは、遅れそうなら父に送ってもらうのですが、父にはいてもらわないといけない。そうすると、タクシーにでも乗らない限り、ほぼ遅刻確定です。無事にいつも通りに会社には着いたのですが。ちゃんと着いたと挨拶しておこうと思ったら、その人がいません。おまけに、外出とかで、同じ部屋の責任者も一緒なのか、不在。じゃあ、とその次ぐらいのポジションの人に「何か私のことで連絡ありませんでした?」とかまかけてみましたが。普通に考えたら、「遅れそう」と電話があって部屋が違うなら、こんな連絡があったよ、と伝えると思いますよね? でも、私もパニクっていたので、まさか他の人に留守録してないよね?という恐れもあったんです。間に合ってなかったら、正しく留守録していたにしても、無断欠勤? 就業規則に反してしまいます。この厳しいご時世、(一般論で)それだけでも解雇の理由になるらしいんです…。「間に合ったからいいじゃない」とあっさりしたものでしたが、私が留守録したはずの本人と会った時に「これこれで」と言ったら。どうも携帯チェックしてないらしく。「すみません、ちょっと警察に電話してたら、仕事に行くところだと前置きしてたのに長くなってしまって…」どうしたのか心配してくれましたが。警察には「お金は払ったんですか? 脅されたりしてませんか?」とか聞かれてますます恐くなってるし。とにかくその人が悪質なのか、もし本当に瓦が変だったら?というのも気になって恐いのです。ただでさえ、バスの中でお守りに持っている安定剤を飲んだ私でした。父に怒られ、腹が立って「あんな態度じゃなきゃ通報しなくても良かったのに! これじゃ仕事にも遅れる!」出がけに「気をつけて」と言われても「知らない!!」と怒り爆発させて来ました。職場でも、(悪気はなくても)そんなことに動揺して、という感じで言われて。仕事しながらも、どうしても騒音のこととか、今心配していることが襲って来ます。帰りのバスの中、とうとう我慢できず、泣きながら帰りました。連日の辛さから、会社は出たくても、家に帰りたくなくて、本当は死にたくて、でもいい方法も見つからなくて。行きのバスで高いビルを見つけ、あそこいいな…なんて考えてました。でもちゃんと死ねるかなぁ、下手に助かったらなぁ、って。助かった時が悲惨なのでいつも思いとどまります。泣ける場所を探しても、その日に限って車はいるわ、明るいわで、うちの近所で、腰も痛いことだし、座って泣けるところを探しました。ありません。死ぬのは無理だ、と思ってはいましたが、腰が痛いとか気にしてるなんて。でもそのおかげで、階段を上るのはやめて、家に戻りました。途中で気付いたのです、今夜は留守だったと。部屋で泣いて、叫んで。食欲なくて。でも家族が来る前に少しでも食べたふりして、食べろとか言われないようにしておいて、部屋にひきこもろうとしてました。でも。しばらく泣いたら、味噌汁をあっためている時に帰宅して来ました。母に「お父さんから屋根のこと聞いた?」 「誰か来たって聞いた、それだけ」私の苦しみに対して、そのあっけなさに耐えられませんでした。ショックで、火を止めて、その場を去ろうとしたのですが、前にふさがり引き留められました。後はもう、泣きながら、ああだった、こうだった、と。ちなみに、昼からやりとりは方言でしていたのですが。母も怒り、父に声を荒げてました。だって何も言わないし、ずっとのうのうと寝てるだけだった。私も言われました、何でその時に父に出てもらわなかったのかと。「言ったけど寝たまま『よか』と言うだけで、何を言っても無駄だと思った」そしたら、父は「そこにいるなんて知らなかった、帰ったと思った」父に私に謝るように言っても謝りません。何事もなかったようにしています。コノヤロー!思い出しただけでも、今も涙がたまってきます。こんなだから、頼りなくて私の一人暮らしをさせてもらえないのかな、と痛感します。情けないです。遅れられない日の通勤中に家の近所で当て逃げじみたことに遭った時、「仕事どころじゃない、早く警察呼べ!」と怒ったのは父です。そのことがあったから、犯人(らしき人)が近くにいる間に、仕事より警察、と連絡したのに。それとこれは違うと言われるかもしれませんけど。その人が来たせいで、出がけにもピアノの練習できませんでしたし、帰宅してからもそれどころではありませんでした。