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カテゴリ:一般的故事
2軒目の店は、彼女がいる店、2FのL美ママの店、
たった1階ですが、エレベーターを使って2階に向かいます。 店に入ろうとしたとき、階段で上がってきた他のの3人組の客と鉢合わせ、お先にどうぞと言う小生に対して、ドアを開けながら、 「どうぞ、どうぞ、社長が先に!社長が入らないと始まりませんから!」 と、茶化すように言われてちょっとムカつきますが、酔っ払い相手にムカついてもしかたないので、とっとと店に入ります。 店に入ると、彼女はすぐに小生たちをみつけてやってきます。 「あ~ン、遅かったね!今日は2人?一緒なの?」 と、小生の後ろのUくんを見つけて、いつものカウンターでなくボックス席に。 この時間で、空いているボックス席はたった2席、Uくんもびっくりしながら、 「ここだけは不景気って言葉ないですね・・・」と感心しています。 確かに、この店はいつも混んでいるけれど、週末の混み具合は本当に異常です。 これも、L美ママの人柄が良すぎるのが理由のひとつだと思っています。 彼女は、Uくんと小生の間に座ります。乾杯がすんで彼女が思い出したように、 「CD持ってきた?」と切り出しました。 「はい、これ…」と2枚のCDを渡します。 1枚は彼女が歌えるように覚えてもらう情歌対唱を選めたCD、もう1枚はなぜか、マイケル・ジャクソンのCDです。 「ありがとう(w)、練習しなきゃね!」と言って彼女はドレスルームにもって行きます。 彼女が席をはずしている間に、別の女の子、福建省出身の子が小生たちの席に付きます。 実は、彼女はこの子が大嫌い、なぜなら、彼女は上海の出身、つまり、呉と越ですから、現代においても呉越の不仲はつづいている感じです。 彼女が席に戻ってきてすぐに、歌を歌えと言います。ここは、まずはこの曲と日本の歌を選曲、ASKSの『伝わりますか』、それを見てUくん、 「ちょうど時代ですか?」と、 そのとおり、ちょうどChage&飛鳥、アリスってのが青春時代ど真ん中って感じです。 歌い終えると、次はUくん、またまた渋い曲を選んでます。Jay-Walkの『なにも言えなくて…夏』、でもこの曲、意外に盛り上がって一気に店はヒートアップ、気が付けばほぼ満席、カラオケもかなりの予約が入ってしまいました。小生たちの席についていた福建省出身の子も他の席に行きました。 次の曲を待っている間、小生は彼女に聞きました。 「いつこっちには戻ってくるの?」 彼女は、 「8月15日、もうちょっとしたら帰れるから、今、わくわくしてる」と、 今回は母親と姉夫婦の家族と蘇州に旅行に行くとか、かなり楽しみにしているようです。 曲が回ってきました。彼女がリクエストした曲、任賢齊の『心太軟』、そしてつづけて、前回歌えなかった齊秦の『懸崖』と歌います。 ここで、団体さん7名をつれてL美ママが出勤、同時にお約束のお引越し、席を移動します。移動と同時に彼女の指名を団体さんにとられちゃいました。代わりに付いたのがMomoちゃん、名前どおりの丸っこい子です。この子、若いだけあってか、良く歌を知っています。以前も小生が歌っている曲を「知ってる!」と言って横取りしてました。今回も席に付くなり「歌って!ねえ、歌って!」とせがみます。 Momoが知らない歌をと、張宇の『一言難尽』を歌います。実はこの歌をカラオケで歌うのは初めて、しかし、自分でもびっくり!上手く歌えました。 が、やはりMomoに邪魔されました。彼女曰く、 「この歌、かなり流行ったから知ってるよ!」と得意げに言います。 次はUくん、山根康弘の『Get Along Together』を歌います。それを見てMomoは、 「中国語の歌は歌えないの?」と、それに答えて、 「今、練習中!」とかなり緊張もほぐれてきた様子です。 Uくんが歌い終えると、L美ママが挨拶に来ました。 「ふ~よん、ありがとう、お客様連れてきてくれて!」と言って、Uくんに、 「今日はごゆっくりしていってください。そしてまたご利用くださいね!」と、 この愛想の良さに騙されて小生も8年も通っています。 店はさらに混んで来ました。席が空くのを待つお客が入り口に数人並んでいます。そんな状態になるとけっこう気になってくる小生、時計を見ると0時少し前、そろそろ退散することにしました。なぜなら、0時過ぎると別料金ですから。 「帰る」と言うと彼女が飛んで戻ってきました。彼女は、 「帰るの?0時過ぎるとまたお金かかるからね!分かった、最後にこれ歌って」とリクエストしたのが、張信哲の『過火』、小生の最も得意な歌です。 歌い終えて、お勘定を済ませ外に出ます。エレベーターを使わず、階段で1階まで彼女とL美ママが送ってくれます。今日はUくんも一緒ですから、お約束のエレベーターの中での、はなしです。(w) 別れ際、小生は彼女に、 「気をつけて帰ってね!」と、それに対して彼女は、 「うん!戻ったら連絡する」と答えて別れます。 Uくんに、 「もう一軒行く?」と聞くと、 「いあや…」と、終電も間近ですし、駅まで向かいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月26日 18時41分52秒
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