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カテゴリ:一般的故事
くさっても、仕方ない、小生の人生ではないし、
せっかく楽しみに来ているんだからと、気持ちを入れ替えて小姐のリクエストにお応えすることに。 席に付いてくれたのは黒竜江省出身のMayumiちゃん、日本に来て一年弱、この店に来て3ヶ月の彼女でした。 見た目の派手さとは逆に、性格は大人しめ、 「何か歌いますか?日本の歌ですか?」 と聞いてくる。 大人しい彼女にあわせて、ここも大人しい曲から選択します。 周杰倫の『菊台花』から始めます。 歌い終えると、Mayumiちゃんだけでなく、他の小姐も少しびっくりした様子、それもそのはず、小生がここまで中国語の歌を歌えるなんて知っている小姐はこの店にはもういない。 Mayumiちゃんが言います。 「どこで、中国語覚えたの?」 いつものパターンです(w) 「ロ那壷不開提ロ那壷」 と答えておきました。 隣の席の客に付いて居た小姐から声がかかります。 「ねえ、光良の歌は歌えないの?」 「没関係!」と答えて、光良の『不会分離』を歌います。 続けざまに、『約定』も。 すると、また別の小姐から、 『張信哲的!』 とリクエスト、こうなったら"火事場のトイレ"です。 張信哲の『我是真的』も歌います。 もうすでに、店は小生の独唱会状態です。 その間も、小生たちをキャッチしたユキちゃんは次から次にお客を引いて来てはまた外に出て行きます。 そんなユキちゃんが突然、小生のところにやってきて、 「あなた知っている子、ひとりだけいるよ!今、外にいるから呼んでくるよ」 と言って外に出て行きました。 「誰?」まったく想像がつかない小生でした。 しばらくして、黒いドレスを着た小姐が店に、 辺りを見回して、小生を見つけて、少しハニカミながら近づいてきました。 びっくりです!! でも、誰だかは書けません!! ただ、ただ、びっくりです!! 謎の彼女は、小生の前に座り、 「しばらくでした。元気にしてた?ずいぶん痩せたね!」 と言って手を握ってくれています。 小生は、 「ううん、元気だよ…」 それだけしか答えられませんでした。 続けて謎の彼女は、 「中国語の歌、ずいぶん上手くなったんだってね!なにか歌って!」と、 で、謎の彼女のために選んだ曲は、F4の『絶不能失去[イ尓]』でした。 歌が終わって、小生は謎の彼女の携帯番号とメアドを聞きました。 快く教えてくれた謎の彼女、そして、今に到るまでの3年分の話をずっと、ずっと話していました。 時計は朝4時を回っています。 そろそろ、閉店の時間、最後に一曲、ASKAの『止まった時計』を歌って締めます。 勘定を済ませ外に出ます、謎の彼女は一緒にエレベーターの中に、そして外まで送ってくれました。 別れ際、謎の彼女が言い、小生は答えました。 「メールちょうだいね!アドレス教えたんだからね!」 「うん!」 「それから、次は真直ぐこの店に来て、ちゃんと指名ね!」 「うん、じゃあ」 長い、長い夜はやっと終わって、空は完全に明るくなってきました。 疑惑からはじまって、石原さ●み似の彼女の結末、謎の彼女の出現... 色々とあった本当に、本当に長い夜でした。 小生はいったい誰に会ったというのでしょか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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