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2009年09月13日
カテゴリ：張恵妹
「わが道を行く」といえば聞こえはいいが、大いにして我侭だったり、マイペースだったりするもので、ひとりで遣っている場合は、それでもいいのかもしれませんが、組織でやっている場合はいかがなものかと思っています。
特に新しい道を切り開こうとすれば、それは道なき道を行くわけですから、新しい場所を開拓して道にしなければいけません。誰も住んでいない雑木林なら、好き勝手に切り開いて蜜にできるでしょうが、細い道を、微かな道を広げて大きな道にしたり、バイパスを作ろうとするなら、その周辺に住んでいる人たちと必ず折り合いをつけなければなりません。それを無視して道を新たに作るなら、それは我侭と言われても仕方ないのではないのでしょうか。 最近、周りにそんな人が多くなってきて、毎日少なからずイライラが絶えないのですが、そこはお互い大人ですから、話せば分かると思いきや、意外に頑固で意に介さない人もいます。特に、若い人より、ベテランと言われる人たちに多くなっているようです。 本当に困ったものです。 さて、今回紹介の曲は、久しぶりにこの人の曲、 張惠妹 Zhang1 Hui4Mei4 の 我無所謂 Wo3 wu2suo3wei4 [私は気にしない] です。 『無所謂wu2suo3wei4』でひとつの熟語で「…とは言えない」とか「意に介さない」「気に留めない」という意味の動詞です。今回は「気に留めない」をちょっと意訳して「気にしない」にしてみました。 この曲は1997年リリースのアルバム『妹力四射』に収録されています。アーメイの歌を聴けば聴くほど、まだ知らない好い歌がいっぱいあって、まだまだ、探求が足らないとつくづく感じてしまいます。  我無所謂/ 張惠妹 天天都有落葉 特別是今夜 当沙沙的風吹 舞一片葉 掉一滴涙 夜夜有人心碎 他們相信誰 当愛被解了約 作何感覚 莫非無尤也無悔 依旧痴痴収蔵落葉 Sha的心 Sha到哭也流不出涙 我無所謂 我冷若冰 淡若水 我不為夢留一点空 侵掠我緊閉心扉 当感情是唯一解不開的結 而人愛听誰傷了誰 我願是風中 飄然軽落的葉 我無所謂 我傷過心 掉過夢 我只在乎愛本無罪 何苦要陥入重圍 当世界被感情蒙上一曾灰 而我 寧願是最後的落葉  私は気にしない/アーメイ毎日毎日落葉が積もる 今夜は特別に 落葉を掃くように風は吹く時 一枚の葉ごとに 涙もひとつ落ちてく 毎夜毎夜人の心は張り裂けそう 彼らは誰を信じているの 愛が約束を解かれた時 何を思うのだろう まさか咎められることも悔いることも ないと言う訳じゃないでしょう 依然 ただじっと落葉を拾い集めてる 私は気にしない もし私が氷のように冷たく 水のように淡白であっても 夢のためじゃない 私が少しの時を留めたのは 私は攻め入れられて 心の扉をきつく閉めただけ 心が唯一解けない結び目と成ったときに けれど人は誰を愛して 誰を傷つけるというの 私は風の中でありたい 飄然と舞う落葉でありたい 愚かな心 それは泣くしかないけれど涙は出ない 私は気にしない たとえ私の心が傷ついても 涙落ちたとしても 私はただ気がかりなだけ 愛は本当は罪などないと 何に苦しんでこんなに深く落ち入らなければならないの 世界が心のすべて灰に見せかけるとき でも私は静かに願っている 最後に落ちる一枚の葉でありたい   張恵妹【Zhang1 Hui4Mei4】/アーメイ1972年8月9日生まれ、台湾台東、台湾の原住民族・ピヌユマヤン（卑南）族の出身。彼女の魅力は抜群の歌唱力と、表現力。アップテンポの曲はパワフルで、バラードでは涙がこぼれてきそうなほどの情感を込めている。また、彼女は"QUEEN of LIVE"と呼ぶにふさわしい魅力を持っている。ステージングでは観客の心をつかみコンサートに参加させている。彼女の母親は歌と踊りを愛するピヌユマヤン民族で、村一番の歌い手といわれていた。その母親の影響を受け彼女は幼少の頃から歌が大好きな子供だった。彼女は子供の頃、年2回ある村のお祭りで歌を歌うのが何よりの楽しみだった。友達が照らす懐中電灯をスポットライト代わりにして歌ったらしい。学生時代は合唱大会にも出場したが、歌手になろうとはも思っていなかった。転機が来たのは高校時代だった。病気入院中の父親を励ますため台湾のテレビ局台湾電視主催の勝ち抜き番組「五燈獎」に挑戦した。順調に勝ち進んだが、グランドチャンピオン目前にして風邪を引き、本番で歌詞を忘れ敗退。失意のためその後半年間、彼女は歌を歌わなかった。そんな彼女に病床中の父親が言った。「あの（テレビに出ている）人たちよりお前の方が歌が上手なのに、どうしてトロフィーを持って帰ってこないんだ？」当時父親の容態は相当悪化していた。彼女はもう一度「五燈奨」に挑戦する。毎週台東から台北に通い"五渡五關"と呼ばれる25人勝ち抜きを果した。しかし、手にしたトロフィーを渡すはずだった父親はその数日前に他界していたという。彼女はそれを父の墓前に供えた。その後「五燈奨」に優勝はしたもののなかなか歌手デビューの話はこなかった彼女は、台北に上京し姉の営む日本料理店を手伝いながら、従兄弟のバンドで歌い始める。そしてその歌声が評判を呼びフォワードミュージック（豊華唱片）にスカウトされる。当時はまだ原住民族出身のPOPS歌手は珍しかったのだが、レコード会社の先輩歌手である張雨生に目をかけられ、張雨生のアルバムのデュエット曲『最愛的人傷我最深』でデビューを果たす。そして1996年12月、自身のソロアルバム『姐妹』を発表。収録曲の『原來[ｲ尓]什麼都不要』とピヌユマヤン民謡のメロディーを取り入れた『姐妹』が大ヒットし、デビューアルバムにして台湾IFPIチャート史上初の9週連続売上げチャート第一位の記録をつくる。そして、台湾だけで累計売上げは100万枚を突破。1997年6月に発表した2ndアルバム『BADBOY』も9週連続売上げチャート第一位を記録、売上も100万枚を越え、台湾のみならず香港・シンガポール・大陸を席捲。デビュー半年で台湾音楽界のトップスターとなった。しかし1997年11月12日、プロデューサーであり、友であり恩師でもある張雨生が交通事故で他界。その悲しみを乗り越え、デビューしてわずか1年余りで高雄・台北のスタジアムコンサートを行い35000人を動員、台湾コンサート史上最高の動員記録を作る。1999年には台湾4ケ所を皮切りに、ワールドツアーを敢行。台北では5万人を集め、当時単独コンサートが難しかった中国大陸でも、6万人を動員した首都北京の工人体育場から、広州・上海・昆明までコンサートを行っている。デビューして短期間で華人音楽界のトップに駆け上がった彼女、今や華人女性歌手のトップのひとりである。（"A-Mei-Project"より抜粋） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2009年10月17日 19時10分54秒
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