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カテゴリ:一般的故事
この忙しい師走の仕事の中で、あらためて思ったことは、
仕事は段取りと気配り だということ。 小生の職場は食品工場のため、12月は半端なく忙しく、12月だけで通常月の2倍は仕事がある。しかも、20日から年内一杯だけで4倍から5倍の仕事量となっている。しかも、チルド(生)商品のため作り置きが出来ない。 そのため、年末年始の販売予定などは正確なものが必要となってくる。そうしなければ、原料も生ものなので全部駄目になる。 今年もおかげ様で、その点はうまくいった。 通常の作業マニュアルに加え、毎日準備する原料・材料や保管方法など、細かく支持をして段取りをつけたお陰だと思っている。が、つまらないミスもあった。 それらのほとんどが「気配り」に掛けるものとなっている。 お客から「頼んだ商品と違うものが納品されている」とクレームがあがった。調べてみると、お客が頼んだのは1kgタイプの商品であったのだが、納品されたのは通常工場内で下味加工に使う5kgタイプの商品であった。すぐに、商品を交換して原因を調べる。 出荷セットをしたのは、今年新卒で入社した彼だった。彼いわく「いつも使っているこの商品だと思ったので....」、指示をしたのは秋に新しくなった工場長であった。工場長いわく「微妙に品名が違うだろう?良く見ろよ!」と。 で、小生それについて意見を言った。セットミスを犯した新人の彼に「いつもは上がってこないオーダーや久しぶりにあるオーダーについては、不思議に思うこと。そして、品名や規格、数量を確認したうえで指示した人に必ず確認をとること。」 工場長には「このくらい分かる"だろう"は絶対ダメ!指示するとき必ずイレギュラーなものは別途指示するとか、もう一人別の人に指示して確認させるとかしておかないと」と。 セットするのが新人の彼、イレギュラーの注文、もしかしたら間違えるかもと思える要素がそろっている。基本的に気配りに欠ける指示だったと思う。 以前、世話になったある会社の社長からもらった言葉がある。 「楽観的に対処し、悲観的に準備せよ」 物事が順調に進んでいるときでも、逆の場合、最悪の場合を考えて準備しなけらばならない ということだと思う。簡単に言えば「気配り」だと思っている。 直接的には"お金"になるものではないけれど、この「気配り」はいずれ「信頼・信用」に変わって自分自身の財産になるように思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月30日 07時56分15秒
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