空手のsabaki練習
今日の錬真会館富山道場は、弱い&小さい人でも大きな人に対抗できる様な技を習いたい、という生徒からのリクエストを受けてSABAKI練習を行ないました。 まあ、相手が捌きを知らない、という前提になりますが、力対力ではかなわない相手に対抗するにはまず、これを知らないとね。その為に、まずはいつもより長く、ゆっくり、しっかり柔軟運動。転んだ時に手や膝をついて故障しないように、足の指、手の指、首、腰、全てに繊細に挨拶して目覚めてもらいます。そして、目を瞑ったまま片足でバランスをとり、足首、膝をまわします。ふらつくなら軸足の曲げを大きくして腹に重心を落とすイメージを持たせます。また、投げられたり突き飛ばされたりしても立ち上がって直ぐ反撃もしくは逃げられるように、わざとバランス崩した姿勢からの受身。それから、二人一組で袖と首の取り合い、引き崩しと引き回し、ポジショニングの基本動作。 受け返しの稽古は、上段や下段へのパンチから入って相手の気を腹に引き付け、袖と首を掴み、NO,2ポジションに入りながら引き回して膝蹴り、片手を外して持っている手を型でいうキメ!のポーズのように取り、下方に袖を掴んだままパンチ。 それで相手を引き崩してからポジショニング、顔面へキック。受け返しで体の運用を覚えてから、ミット打ち。引き崩しを行なえば、体が硬くて上段を蹴れない方々でも相手の頭を地面に近づける訳ですから、下から蹴り上げる通称「サッカーキック↓」でも十分通用します。 ↑↓写真は30代の女性と私の母、60歳です。 そして、蹴りを捌いて巻き込み投げ、突進してくる相手の45度にスライドインして足払い、前蹴りを捌いて表投げなども行ないました。膝蹴りも、ガードしてる手を痛めつける為に横からスイングドアーの様おしりを閉じる形で打つもの↑と、廻し蹴りの様にガードの隙間に入れるもの、二種類。掴んだ手と蹴る膝がぶつかり合うイメージでタイミングを合わせます。いや~、皆、強いわ・・・。