わたしのブログ

最近、賃貸住宅の建設現場をよく見かけます。ここ１年、年間の新設着工数が過去１０年で最高を記録しているだけに、各地で建設が進み、車で走っていてもアパート、マンションの建設現場に遭遇する機会が多いのが実感されます。
　　・地域に賃貸ニーズが十分見込める
　　・竣工１年以内に満室が可能
と踏んで、計画していると思うのですが、遊んでいる土地があるから手堅い
賃貸経営をやるといった見込みだけで賃貸経営を始める時代ではあり
ません。

　以前、ある建築メーカーの営業マンに、１０年借り上げているアパートが満室でないのにすぐ近所に、また同じ仕様のアパートを建てるのは冒険ではないのか、同じ地域内に同メーカーのアパートが集中して、しかも全部借り上げで、空室が目立つ、その上に、なお近在に新設して大丈夫なのか、と聞いたところ、いとも簡単に大丈夫ですよとの答えが返ってきて、ちょっとびっくりしたことがあります。
　では入居者はどうして見つけてくるのですかと聞くと、それは当社の仲介部門が募集していますから、すぐに見つかります。
…といっても、現実、先に建ったアパートが未入居の状態で、ごく近くに
新しく着工するのは何か不安を感じます。

　入居募集の段階で賃貸現場のあらゆることがいっぺんに見えてきます。突
き詰めればどれだけ速く入居者が見つかるのか、募集の時間がかかるか。
どのくらいの期間入ってくれるのか。退居後、何日で次の入居者が見つかる
のか等を含め、賃貸経営（プランニング）の評価は、竣工後およそ３ヵ月で
どれだけの入居者が入っているかにかかってきます。