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江森 備 復刊ドットコム 昨年2009年11月末に予約した『ブルークリスタル~公爵ドラキュラ』上下巻が届きました。 ──多少の歴史的事実をふまえてはいますが、すべて想像の産物であり、実在の人物、事件などとむすびつくことはありません 著者謹言に書かれていることは、歴史系BL を書いている私も(おこがましくも)常に思っていることです。 江森 備さんは、かつて雑誌JUNEの「中島梓の小説道場」で見い出され、小説JUNEでデビューされた方。 「私説三国志・天の華・地の風」(全10巻)、「王の眼」(全4巻)という、大河ロマン風な作風です。 「私説三国志~」で中国三国時代を、「王の眼」で古代エジプトを描いています。 そして、今回はヴァラキア公国のヴラド・ドラキュラとオスマントルコ帝国のメフメット2世。 まだ、上巻の最初の部分と下巻のあとがき及び参考文献を見ただけですが、参考文献の量の多さに驚嘆しました。 塩野七生作品を初めとして、旅行ガイドやルーマニア語の本まで。 本当に徹底した方なのですね!! この密度の濃さは、時間が掛かっても当然と思います。 歴史系では、見習わなくちゃならない姿勢だと思います。 エジプト物の「王の眼」も読んでみたいと思っていましたが、オスマントルコ帝国絡みとなると思わず購入ボタンを押してしまいました でも、これの購入を決めた時に平野耕太氏氏の「ヘルシング」が頭に浮かんでしまったのですよね。 アーカードが少年の頃、オスマントルコ帝国に捕らわれたエピソードがあって、旦那(アーカード)は「受」だったのかぁー!!! と。 そういうシーンを描く男性漫画家がいることに感動したのは、事実。 さすが、日本の男性と妙なところで納得したり、腐女子意識しているのかな、と考えてみたりもしましたが。 そのおおらかさ(?)も、持ち味かもしれません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.03 09:40:10
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