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カテゴリ:映画
アレクサンドル・ソクーロフ監督作品 『ロストロポーヴィチ 人生の祭典』 観てきました 音楽に対する情熱 平和を世界を人を愛する心 奥さんであるガリーナ・ヴィシネフスカヤの心 人間としての生き方を示唆してもらってような気がします
2002年 小澤征爾のキャラバンが岩手を回ったとき 「あの小澤が、ロストロポーヴィチが、来る」 と、母に誘われて岩手県立博物館に行きました (小澤征爾は知っていたけれロストロポーヴィチ氏は知らなかった・・・)
口コミだけで集まった入口からあふれかえるほどの聴衆の中 (エントランスにある巨大恐竜の骨格標本レプリカの周りでの演奏) 小澤氏の姿もロストロポーヴィチ氏の姿も見えない場所で かすかに聞こえてくるオーケストラとチェロの音だけに耳をすませて聴きました
その日は広島に原爆が投下された8月6日 最後にロストロポーヴィチ氏が平和を祈って弾いたチェロの音色が 今でも忘れられません
2日後には田園地帯の小学校の体育館でのコンサート クーラーも音響設備もない中 地元の人にも子どもたちにも気さくに語りかけ、 素晴らしい演奏をプレゼントしてくれたロストロボーヴィチ氏
今日観た映画の中で、 金婚式を祝うパーティーでヨーロッパ各地の王族と 気さくに語り合う氏が映し出されていたけれど、 その表情と、岩手の田園地帯の小学生と触れ合っていた表情が まったく同じでした
ロストロポーヴィチ氏の人生を知って2002年に演奏を聴いていたら・・・ 誰が演奏したって同じだろうと思っていた自分の無知さが 悔やまれてなりません そして
こんな平和な空が世界中で見られるようになりますように・・・・ 『きれいな空にゃね』
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