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カテゴリ:本のこと
頑張らない、柳のような、自然体の、無理しない、生き方です。
脱力するような感じ。力の抜き方が、少しずつわかってきたのかしらって思います。 もちろん最低限自分がしなければならないことは、こなしていかなければなりません。 でもそうでない、どちらか選べるようなことは、無理せずにやっていくというか~ たとえば今、ほとんど毎日のように実家に行ってるけど「今日は行かない」と決めたら 時間的に少し無理すれば行ける時も、行かないことにしています。 ヘルパーさんが来てくれる日とか(1時間ですが)、掃除や買い物は助けてもらえるし 母も少し動けるようになってきたし~9月から週1回のピラティスも復活する予定です 自分を取り戻すためには、自分だけに目を向ける時間が必要だから。それが自分を大切 することかなあって思います。 ここ最近ずっと本を読んでいなかったのですが、この前に久しぶりに図書館に行って、 何冊か借りてきました。 今の自分の気持ちにフィットするような本を選んだのかどうかわかりませんが。。。 岸本葉子さん、小林聡美さん、佐藤愛子さん、瀬戸内寂聴さん、のエッセイや、 相田みつをさんの詩集、2010年ベストエッセイ集という色々な作家や著名人の短い エッセイを集めた本などを借りてきました。 その他に『がんばらない生き方』という本(多分題名にひかれて選んだ)も借りました この本は池田清彦さんという生物学者の方が書かれた本です。 本の中には、世間で言われている「~しなければならない」という精神的強制から1歩 引いてありのままを見よう、そしてその上でどうするかは自分で決めるしかないといっ た姿勢で、色々な提案が書かれていました。 その中で子育てについて書かれていた文章が何箇所かありましたので、紹介します。 生物学的な視点から見ると、人間はおかしな動物です。多くの生物にとって 「子どもを育てる(子孫を残す)こと」は本能であり、疑問や迷いを持ったりしま せん。どのように子育てする(子孫を残す)かはそれぞれですが、人間だけが、 「子どもはこう育てなきゃならない」という義務や責任を感じ、現実とのギャップ に悩みます。ー中略ー厳密な意味で人間には子どもを育てる本能がないのですから 「親と子の二人三脚」でだましだましやっていくしかないんです。 ゆえにマスコミや国が笛や太鼓を鳴らして連呼している「子どもには〇〇しなけれ ばならない」という責任や義務は無視してください。死なない程度に飯を食わせて 適当に遊んでやれば子どもは勝手に育ちます。 少し乱暴な男親から見た視点で書かれています。子育ては母親の方が大変とも書かれ ていました。3人のお子さんの父親でもあるらしいです。 共感出来るところも、出来ないところもありましたが。。。そのほかにも、 「親の『愛情』は『支配欲』の表れ?」とか、「『放任主義』ほど子は育つ」とか、 「子どもの成功を本気で喜べるのは親だけ」とか、ちょっと突き放したような感じで 冷静に子育てを見ておられます。それらの中に、 ともあれその子が思春期に入ったら、「距離をおいて見る」という姿勢が大切です。 それが子どもの「生きる力」を育むことにつながるのです。 親に求められているのは「無償の愛」というわけですが、そのことを親が自覚して いれば、子どもに自分の「願望」をくっつけてしまうことはないでしょう。 とも書かれていました。生物学者の方から見た子育て論が新鮮でおもしろかったです。 ピラティスしてる会館のゴーヤの緑のカーテン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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