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カテゴリ:本のこと
以前に「物事の多面性」という題で日記を書いた時、やまんばやさんに両義性という
言葉を教えていただいたことがあります。1つの事柄には相反する2つの意味がある ということ。。。これはどんな事柄にもあるのでしょうか? 人の長所と短所、幸と不幸、運がいいと悪いもしかり~そう言えばそんな気がします。 マイナスの側から見れば、不平不満、愚痴ばかり。怒りを溜めて人を恨んだり悲しみ 泣き暮らす毎日にもなりかねませんよね。。。あー怖いわ~ みんなそんな人生は嫌ですよね。せっかくこの世に生まれてきたのだから、出来るだけ 明るく楽しく生きたいと、誰しも思いますよね~ でもどうしてもそうは出来ない時があるのもまた確かなこと。私もそういう時があり ました。自分が不運続きの時(それも自分でそう思っているだけかもしれませんが) 周りに悩みがなく、物事が順調にいっているように見える人を、やっかむむ感情が どうしても生まれてきます。その人は見えないところですごい努力をしているのかも しれないけど「どうして自分ばかりこんなことが起こるの?」って思ってしまう。。。 その人が賞賛されると「おめでとう」って言ってあげるのが美しいとは分かっていても そう出来ない感情が生まれてくる。 そういう感情を持つ自分も否定せず「ああ私も頑張っているんだけどちょっとついてな いよね」「自分がそう感じるのも、しょうがないよね」って労わってあげる。。。 自分の一部として認めてあげるというか~それもすごく大事なことなんだって、ここで 教えていただきました。つい見ないように急いで蓋をしてしまうのですけどね(笑) なかったことにしたり、あわてて無理に気持ちを持ち上げようとしないというか~ 自分の感情に自分で折り合いをつけるというか、そしてその時間も人それぞれ。。。 この前に本を読んでいるとすごく素敵な言葉に出会いました。「サニーソウル」という 言葉です。これは清川妙さんの『さあ、勇気を出してごらん』という本の中にありまし た。清川さんの書かれる本を、この間から続けて何冊か読ませていただいたのですが、 本当に心の綺麗な方で前向きな方です。まさにサニーソウルの持ち主。 お年は90歳をこえる方です。今までに色々な大変なことも経験されてるみたいですが 考え方がすごく柔軟でお若い。いつも勇気をいただけます。 孤児院育ちの17歳、ジルシャ・アボットを描写するのはこんな言葉であった。 She was by nature a sunny soul. (彼女は生まれつき サニーソウルであった) サニーとは、陽のあたる、という意味。ソウルは魂。精神とか霊魂という意味である 日本語に訳すのはむずかしく普通は 快活な心 とでも訳すよりしかたがないだろう しかし、サニーソウルとは、ある種の意志がこもっている言葉、と、私は感じられる どんなときにも陽のあたるほうを目指す、向日性の不屈の魂の持ち主。 そんな深い意味の言葉だと思う。-中略ー「あしながおじさん」の全体の魂が、ポジ ティブで、アクティブな陽の照る側を見つめる魂なのだ。そこを充分におさえながら この小説を読んでいくことを、私は心からおすすめする。 向日性、また質が違うとは思うのですが、この前に坂村真民さんのたんぽぽの詩を読ん だ時に、同じような気持ちになりました。不屈の魂も。。。 「あしながおじさん」は私は小学校の高学年に読んだような気がします。 また読んでみたいなあ。元気をもらえるかしらね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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