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カテゴリ:夫のこと
一昨日の日記にコメントをいただいた時に、お返事を書いていて思い出したのですが
「フリーター家を買う」というドラマが以前にあって、私は偶然この原作を先に読んで いて、ドラマも「どんなのかなあ」と楽しみにしていました。 原作とは少し変わってるとこもあったけど、ドラマもとてもおもしろかった。 私が特に印象に残っているのは、竹中直人さんの演じたお父さん。すごくインパクト が強かったのです。いかにも「いるいる、こんなお父さん」って感じで(笑)自分の 仕事に自負を持っていて、家族を養ってることに誇りを持っていて、就職が決まらない 息子にイライラしてる。そしてすごく口うるさい。家のことを何から何までとり仕切り たいような~家族に対しても愛はあるけど、それを素直に出せないというか。。。 いつも一段上からものを言うような感じで、皆からけむたがられている。 うちの夫も息子が不登校になるまでは、全部じゃないけどこのお父さんに似たところも ありました。今は、子どもの年齢的なものもあるけど、あまり子どもから相手にされて いないかなあ?と書くと語弊があるかもしれませんが、誠実だけど不器用な人なので、 愛情表現がヘタでちょっとすれ違っているというか、私から見るとなのですが。。。 子どもも心底からそう思ってはいないのだろうけど、少し父親を避けてるようなところ もあります。 子どもがもっと幼い時は、よくコミュニケーションがとれていた方だと思います。 息子とも海やプールに行ったり、娘も小さい頃はよく遊んでくれるお父さんが好きで したね。2人とも小学校の高学年位からあまり会話しなくなってきました。 息子は最近は自分から話しかけたりすることも、たま~にあるみたいですが娘の方は 明らかに避けてます。夫はくじけずに話しかけたりしていますが、なんかかわいそう~ 息子が不登校になるまでは、私も子どもに「お父さんが働いてくれているから」とか 「お父さんのおかげで」とか言って、恩着せがましくよく言っていたように思います。 お父さんの威厳というか、そういうのを子どもに教えておいた方がいいというのを、 どっかで聞いていたのかな?だから何も疑問を持たずにそうしていました。 夫はそんなに父親風をふかせるようなタイプではなかったのですけどね。 ただ息子が不登校になってから、表立ってそうすることは彼の神経を逆なでするかと 思い控えています。家の場合はそうなのですが、子どもにとって父親は「社会の象徴」 だから、不登校になっている子の場合刺激になるかと思って。。。 息子が不登校になって夫とよくぶつかっていた頃夫が息子に「お前にはがっかりした」 と言ったことがあります。息子はその一言に激怒しました。 きっとその時の息子の心の中には「勝手に生んで、勝手に期待して」とか「親のために 生きてるわけじゃない」とか「自分は別に生きていたいわけじゃないんだ」とか色々な 思いが交錯していたのかしら?あくまでも私の勝手な推測にすぎませんが。。。 その時息子は怒っていたけど何も言わなかったから。 その頃から半年位、父親と全く口をきかない時期がありましたね。 私もそのうち黙るを始めたから、息子は一日中誰とも会話しない日もありました。 もう少し忘れかけているのですが、半年を過ぎた頃から一緒に食卓につくようになり ました。でも会話は必要最低限というか、ほとんどしゃべりませんでした。 中3の高校受験の前の1月の冬休み位から、息子は個別に教えてくれる塾のような ところに行き始めたのですが、そこで教えてもらってわからなかった数学の問題を 夫に質問して、夫が教えてることがありました。 私はそれを見て「おお~」と思ったことを覚えています。普通になごやかに会話して いて。だからその頃位からかな?穏やかな感じになってきたのは。でもその後も高校で 再度不登校になった時に、また険悪な雰囲気になった時はありましたね。それ以降は 夫も学んだのか、子どもに対して指示めいたことは、あまり言わなくなりました。 ちなみに夫にとっても私にとっても、息子の不登校は親としての成長という意味では 大きな役割を果たしてくれたと思っています。 今夫が仕事先から帰って来た時、子どもはあんまり反応がないんですが、義母と私は 「お帰りなさい(お疲れ様でしたという気持ちをこめて)」と言います。 あと、犬が大喜び(いや、うちの犬家族の誰が帰って来ても大喜びするんですけど) お父さんも大変だな~表面上はあまり立てていないけど(笑)心の中では感謝していま すよ。家でくつろいでくれているといいけどね~ 昨日作ったエビの中華風 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.04.11 16:45:45
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