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カテゴリ:本のこと
色々な不登校関連の本、子育てや思春期関連の本をよく読みました。
ネットで情報を得ながらも、本から学ぶところも多くあったように思います。 最初はいかにしたら学校へ行かせられるかということで、登校刺激や再登校という文字 ばかり追っていました。でも何か違うなあって思い始めて、それからは不登校に限定せず 「親とは」とか「人生とは」とか、のような本に惹かれていったように思います。 あと強迫的な症状が出たり、睡眠障害が出たりすると、精神関係の本や睡眠に関する本も 読んだりしましたね。 その頃読んだ本は買ったり図書館で借りたりしていたのですが、どんな本を読んだのかは 今では、あまり覚えていませんね。買った本でも1回きりしか読まずに、どっかにいって しまったのもありますし。 今も手元にあってときどき読み返しているのは『10代からの子育てハッピーアドバイス』 (明橋大二著)です。この本では不登校についても書かれていますが、それだけではなく 思春期の子育て全般について書かれています。 全体が終始柔らかく分かりやすい表現で書かれていて、子どもを見る優しい目線が感じ られます。息子が不登校になる前から読んでいたのですがその後不登校になってから、 高校に入ってから、今と読むたびに新しい発見や感じ方があって、とてもいい本だと思い ます。以前の日記にも少し書いたことがあるのですが、私がこの本の中で好きなところは この部分です。もっとも最初読んだ時は、響かなかったんですけどね。 10代の子どもに親としてできることは何でしょうか。まず大切なのは「肩の力を抜く」 ということです。もっと平たく言うと「あきらめる」ということです。-中略ー われわれはついつい、自分の力で子どもを変えようとしてしまいます。 「もっとこうしたら・・・」「どうしてこうしないの・・・」 しかし子どもを変えようと思っているということは逆に言うと「今のおまえではダメだ」 と言っていることになります。知らず知らずに、子どもに否定のメッセージを送って いるのです。ー中略ー「この子はこの子の人生」といったんあきらめるということは、 子どもの現実を受け入れるということです。そうすると、逆に、子どもなりのがんばって いるところ、よさが見えてきたりするのです。 ここで明橋氏が繰り返し書かれている「あきらめる」という言葉。最初読んだ時はしっくり とは入ってこない言葉でした。でも今ではよくわかります。 私は今自分の中ではこうとらえています。「子どもを支配することをあきらめる」「子ども と親は別人格だと認識して、自分の色に染めようとすることをあきらめる」という意味に。 だから「あきらめる」とは決して投げやりになって子どもを放任することではなく、子ども の生きるペースを見守りながら、親は親の人生を生きるということなのかなって。。。 あともう1冊、これは自分がブログを書き始めた頃に出会った本なのですが(何度か書き ましたが)、『10代の子どもを持つ親が知っておきたいこと』(水島広子著)は、10代 の子どもの心理や、親としてどう接していけばよいかが、とてもわかりやすく書かれて いました。「なるほど」と腑に落ちることがたくさんあります。その通り出来るかどうかは 別にして(笑) 「ネガティブな感情は否定しない」「不安な時期には無理しない」「アドバイスをしない」 「評価ではなく気持ちを話す」「とにかく話を聴く」とか、ああそうしていたらなあとか そう出来ていたらなあ、と感じる箇所がたくさんありました。 また最近読み返しています。買ったらいいんですが、図書館で借りて(笑) 不登校に限定されてはいませんが、この2冊はすごくいい本だと私は思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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