＊人はかわれるかもしれない＊

なかなかパソコンに向かえませんでした。

書きたいことと言うのは、ここ最近読んだ本のことや、家族のことや

この前のカウンセリングのことや、その他諸々のこと・・・

少し前のことなのに、もう早くも忘れかけてることも多いです。

それだけ印象に残らないことだったのか、自分がフワフワと過ごして

いて感じとれなかったのか、きっと両方でしょうね。





カウンセリングのことだけでも忘れないうちに書いておきます。

前回受けたのがほぼ２ヶ月前なので、その時から今までのことをお話し

てきました。私の前にも後ろにもカウンセリングを受ける方がいらして、

前は２０代半ばの男性がお母さんと一緒に（これぐらいの年の方は１人で

来られてる方が多いので、少し驚きました。ほんと人それぞれですね。）

後は中学生くらいの女の子がお母さんと一緒に。私はいつも通り１人で。





息子のことも娘のことも私のことも話すのですが、今回は娘のことが多かっ

たかしら。話してみるとわりと自分では感じていないことが変化として見つ

かったりもしました。先生はただ聴いてくださってるだけが多いのですが、

話すことによって整理されてくるのでしょうね。

一旦記憶が引き出されてそれぞれが仕舞われていくから、後で取り出し易く

なりますね。





ちょっとした喧嘩があって、それからわりと娘が本音を出すようになったこと

とか、塾に行く日に自分で決めてキャンセルの電話をしたことなど話すと、

「それはいい感じじゃないの。いいと思いますよ」と先生が言ってくださって

安心したり。言葉だけじゃなくってその時の先生の口調とか、表情とかもあっ

て「話してよかった」と思えるのでしょうね。これがきちんと受け取ってもら

えて承認されると言うことなのかしらね・・・





今回は私からはひとつ質問したことがありました。

息子もそうだったのですが、娘の場合ほとんど外に出ないので、その分色んな

体験が少なくなることが、私の屈託としてあること等。

学校へ行かないまでも、今の年頃しか出来ないようなことを体験して欲しいと

いう、私の勝手な欲のようなものがあるということ。

それを娘に言うことは無いんですが、と言うようなことを。





先生は「それはお母さんの思いですね」と前置きしてから、

「体験がストレスになって体調不良になって表れている。ストレスがとれる時期

　がくるのを待つ。自分の気持ちと裏腹に周りに合わせると、実体感のない空虚

　な体験ばかりになってしまう。それがストレスになって溜まっていく。

　ゆっくり休むことによってストレスがとれて、　自分の出来ることや、やりたい

　ことが見つかっていく。」

ざっとメモしたのはこんなお話でした。漠然とそう感じていてもこうして言葉に

してくれると、よく理解できました。



　

最近親の会の方に勧めてもらって私が読んだ本なのですが、その感想をお話し

したりもしました。

読まれた方もいらっしゃると思うのですが、碓井真史さんの書かれた

『誰でもいいから殺したかった』と言う本です。

秋葉原の事件他、ここ最近の少年事件について書かれています。私がその中で

印象に残ったところは、




「自分を愛してくれる人がいる、愛してくれる人が確かにいたと思えると、

　自分がこの世界に生きていてよいのだと思えるでしょう。ー中略ー

　親にすら愛されない無価値な自分と感じてしまえば、悪いことをしないで

　よい人になろうとはとても思えません。」というところです。




とっても切ない気持ちにもなったけど、読んでよかったとも思いました。

子どもがそう感じる前に、サインを出してくれてやり直しの機会を与えてくれ

たことは感謝すべきことなのでしょうね。

そしてみんなそうなる可能性はあるんだということにも気づけました。

そんな風なことを先生とお話ししてきました。

カウンセリングで、自分が読んだ本のことを話したのは初めてです。




先生からは「本人がずっと家にこもる時期があったとしても、親が外で色んな

価値観に触れることで、家の空気が変わるんです。それは子どもに伝わりますよ」

とも言ってもらいました。自分のことも少し背中を押してもらったような気がして

ます。かと言って急に行動的にはなれないでしょうが（笑）。

自分の心の澱のようなものを少しおろせるカウンセリングは、まだ続けようと思い

ます






　　　

2、3日前に公園で撮った写真です｡銀杏がすっかり紅葉していました