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今回帰省の目的は山の空気を吸い、山菜を採ってその日のうちに食べたかったから。 本日のターゲットは、たらの芽、ミズ、三つ葉。かなりマニアックな山道を抜け農道をひた走り、目的物がありそうなエリアを探す。 ふと運転手のオヤジが車を停める。私は即座にたらの芽を探し当てる。こういう時のオヤジの勘はするどい。なんだかハンターと狩猟犬のような息の合った動きだ。 しかし、この時期になると山は荒らされる。手の届くところは すでにもぎ取られていて、残っているのは木のてっぺんの方 か、危険な場所にしかない。 元野生児の血が騒ぐ。視界に入るものは必ず採る。 険しい藪をかいくぐり、トゲで傷だらけになりながらプックリ 顔を出したたらの芽を採れたときの満足感。たまらんですな。 私に言わせてもらえば、スーパーで売ってるのはもうすでに でき過ぎで、はっきり言ってうまくない。茎や葉になる前の プックリしたやつはふっくらしていて甘さがあって香り高いのだ。 それをその日のうちに天婦羅にするとこれが格別。つまみに 最高ですわ。 さてさて、ぼちぼち日も暮れそうなのでこの辺で切り上げるか、 と思いなにげに携帯のメールでもチェックしようかと思ったら 無い!無いのだ!なくしてしまった。夢中で藪の中をかき分けて いるうちにどうやら落としてしまったらしい。 実家と自宅と自分の携帯番号しか頭に入ってないものだから大変だ。 というわけでそこから丸々来た道を戻り、採取ポイント数十箇所全て 探したが、険しすぎるポイントが多すぎたため探すのが極めて困難 だった。と諦めかけたその時、青々と輝く物体が! というわけで、山菜を採ってる時間と同じ時間をかけて、ようやく発見 できたのでした。 その後家に帰り、さっそく本日の成果物をつまみに晩酌。 体中傷だらけになって採ったのもあるんだろうけど、激うまだった のでした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月10日 10時38分35秒
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