カテゴリ:営業代行会社の日常
2005年3月22日に当ブログの記事『セールスレップの未来2』で
顧客開拓業として進化を遂げるセールスレップの業態の多様性 について紹介させていただいたが、今日はその記事と関連する ニュースについて紹介する。 --------------------------------------------------------- 兵庫などの中小50社、営業網の相互活用で組合結成 ※情報元 NIKKEI NET:地域経済ニュース『近畿』2005年9月22日 --------------------------------------------------------- 兵庫県姫路市などに本社を置く中小企業50社はメーカーなどに 代わって顧客に商品やサービスを供給する「兵庫県セールスレップ 協同組合」を発足させる。それぞれが地元で築いた営業網を利用し 合い、販路を拡大する。企業OBにも参加を呼び掛ける。地域密着型 の営業網を売り物に近畿圏外からの企業も取り込んでいく。 事務局を姫路市に置き、代表にはシステム設計の折山和史・プラン ネット社長が就任する。26日に姫路市で総会を開く。参加各社の業種 は機械加工、IT(情報技術)関連、建築関係などで、それぞれが扱う 製品を登録する。組合員の企業オーナーやトップの人脈などから案件 の情報を得て組合が仲介する。会員企業は営業担当者を削減できる うえ、新たな顧客獲得も期待できる。 セールスレップ協同組合は神戸や姫路の商工会議所と連携して 営業のベテランOBをメンバーに加え、営業網の拡充を進める。 兵庫県への進出を検討している首都圏や四国、九州エリアの中小 企業にも参加を促し、登録商品の点数を増やす。 --------------------------------------------------------- 以前紹介した記事の中で、従来のセールスレップ専業型から、今後 は既存事業者がセールスレップの機能を取り入れ、その本業との シナジー効果が見込める商材を付加するタイプの『本業+レップ型』の 可能性について言及したが、兵庫県セールスレップ協同組合のモデル は、その『本業+レップ型』の業態を促進させるための新しいモデル として注目したい。 ●【参考記事:セールスレップの未来2 業態は一層多種多様化へ】 同組合の事業モデルは、従来のセールスレップ会員とサプライヤー 企業会員を募ってその双方の売りたい、売って欲しいという需要を 満たすモデルのほか、既存事業者であるサプライヤー企業自体が 他のサプライヤー企業の商品を自社の営業網を活用してレップ として販売することと、またそれとは逆に他社にも自社商品をレップ として販売してもらうという相互補完的なモデルに特徴がある。 ここ2~3年でインターネットの世界ではSNS(ソーシャルネットワー キングサービス)が新しいオンライン・コミュニティの形として普及 してきているが、同組合のモデルもある意味SNS的な概念をうまく 取り入れたリアルなモデルといえるのかもしれない。 セールスレップシステムはセールスレップ、サプライヤー、エンド ユーザーが共に利益を上げる三方得を基本とするものであるが、 最も重要な点はエンドユーザーのためになることである。 その辺りを同組合のホームページをみると、但し書きで『顧客に組合 の手数料を上乗せする考えの方はご遠慮願います』というのはとても 共感できる。 同組合のモデルが今後有効に機能するためには、単なる弱者の 寄せ集めとならないように組合側が会員企業の質を確保するために 魅力的な商材を発掘する努力が欠かせないのは言うまでもないが、 それと同時に会員企業が売ってもらうだけの依存型ではなく、まずは 他社の商材を売ってあげようという“利他の心”を浸透させる仕組み を構築することにぜひ期待したい。 --------------------------------------------------------- ◆近況報告!! --------------------------------------------------------- 先日、とある事情で救急病院に付き添ったついでに体重計に 乗ってみた。 ・・・。かなりショック!! 10キロも太っているではないか! ダイエットしたのにあっという間のリバウンドでした。。。 このブログを見たら、どなたかリバウンドしないダイエット法を 教えてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月30日 09時59分48秒
|