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任命した防衛相はもちろん,最高指揮官である首相の責任が厳しく問われています。
航空自衛隊トップの田母神俊雄航空幕僚長が,民間企業が募集した懸賞に,日本が侵略国家であったというのは「濡衣」だと戦前の日本の侵略を美化・否定する論文を執筆し,更迭されました。 日本が中国で起こした「張作霖列車爆破事件」は「コミンテルンの仕業」だなどという田母神俊雄氏の「論文」は,まったく事実にもとづかない妄言です。 戦前の「植民地支配と侵略」によって,中国などアジア諸国に「多大の損害と苦痛を与えた」ことをわびた,政府の立場とも真っ向から反します。更迭は当然です。 田母神俊雄氏はこの「論文」なるもので,侵略戦争の責任を日本に押し付けたままでは「集団的自衛権も行使できない」と主張します。事実を曲げてまで過去の戦争への反省を投げ捨てるのは,憲法を踏みにじってでもアメリカとともに海外で戦争するためだと,認めたのも同然です。 田母神俊雄氏は安倍晋三内閣のとき久間章生防衛相によって任命されました。 これまでも自衛隊のイラク派兵を違憲と判断した名古屋高裁判決を「そんなの関係ねえ」と非難するなど問題発言を重ねてきました。石破氏は当時,「隊員を思う真摯な気持ち」と田母神俊雄氏を擁護しました。 制服組の暴走は危険きわまりないものです。政治の側の甘やかしが増長させたのは明らかです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 1, 2008 05:08:33 AM
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