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さいたま市で元厚生省(現厚生労働省)事務次官の夫婦が殺害されて見つかり,東京・中野区でも元同省次官の妻が刺され大けがを負いました。
警察では2つの事件の関連性も視野に入れ,捜査を進めています。 被害者が元厚生省次官とその家族だからというだけで,厚生官僚を狙った「テロ」とは断定できません。しかし連続殺傷事件には,犯行の手口や2人の元次官がいずれも年金行政に携わっていたなど共通点もあります。 凶行は許されないことであり,「テロ」かどうかを含め徹底した捜査と真実の追及が不可欠です。 厚生労働行政は,いわゆる「消えた」年金記録の問題やお年寄りを差別する後期高齢者医療制度の導入などで国民の批判を浴びてきました。 しかし,行政を批判することと,当時の担当者を暴力で傷つけることとはまったく性格が違う問題です。暴力による「テロ」は言論による正当な批判を無意味にする点でも,絶対に許されないものです。 これまでも政治家や高級官僚,財界人などを狙ったテロ事件が繰り返されてきました。昨年4月には伊藤一長長崎市長が選挙中に銃撃され死亡する最悪の民主主義破壊事件もおきています。 連続殺傷事件を徹底捜査するとともに,再発を防ぐため,無法な暴力の根を絶つことが不可欠です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 2, 2008 05:05:08 PM
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