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カテゴリ:音楽
前回の日記を書きながら、当時の事を思い出してたんですが、そう言えば『バンドブーム』だったんだなぁ…と(笑)完璧にその『ブーム』に乗せられて今でもバンドをやってるんですけど、今の今まで全くそんな意識が無かったです。いやぁ~お恥ずかしい(笑)
で、ま、当然ブームが来れば去りもするんですが、音楽を続けてる人もいれば、足を洗う人、別の形で関わる人、まさに『通過点』なんだなぁと。 キラ星の如く現れ消えていったバンドの中に『ローザ・ルクセンブルグ』というバンドがありました。 京都出身の、一見『いろもの』のような風貌、独特なグルーブと世界観で『ツウ』を唸らせるという、まさに“知る人ぞ知る”バンドです。 中心人物である『どんと』さんのキャラが強烈で、そこへ引き寄せられるように音が集まってくるって感じですね。当然、お客さんも最初は『えぇ~』って思うんですが、その音に触れてのめりこんでくる…というミュージシャン冥利に尽きると言いますか(笑)とにかく希代の名バンドだったわけです。 活動自体は短くて、デビューしてすぐ解散ってかんじだったように記憶していますが、その後、『どんと』さんを中心に『ボ・ガンボス』というバンドを展開していきます。 ま、こちらも『どんと』さんの個性の爆発をメンバーがサポートするような感じですかね?しかし、このバンドも長くは続きません。 そして『どんと』さん急逝。 ま、このような事から『天才』と称される事が多い『どんと』さんですが、実はボクもあまりよく知らなくて、音もそれほど聴いたこと無いんですが、確かに『天才』だと思うエピソードを…。 高校時代、『ボート部』に所属してたんですが、普段、あまり音楽の話なんかしないのに、ある友人に『ローザ・ルクセンブルグって知っとる?』って聞かれ、当然、知らないのでそう答えると『今度、テープ(当時はまだLP全盛の時代)貸したるわ』って目をキラキラさせて言ってくるんです。 で、翌日、『どうやった?』って聴いてくるので、実はジャケットがちょっと不気味だったので聴いてなかったのですが、『ん?あぁ、ええんちゃう?』ってあしらったら、『やるわ』ってニコニコしてるんです。 で、その後、ボクがそのテープを聴くのはかなり時間が経ってからだったんですが、当時、ボウイ~パンクに目覚め始めた頃だったので、その音楽性に正直、衝撃!って感じでした。その音楽をカテゴライズするなら、間違いなく“激情”型なんだけど、“パンク”や“ロック”じゃない“何か”だったんです。 普段、音楽なんか聴かないだろ?って子が一瞬にしてそこまでハマるという音楽性…こりゃまさに天才なんだろうなと。 日本の音楽業界も本当は底が深いんだぞ。という思いで日記で御座いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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