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カテゴリ:映画の話 『カ行』
“面白くて洒落た作品”が得意な、ウディ・アレン監督の作品をば。
自身もクラリネットを奏でるほどのジャズが好きで、どの映画にも必ず『通な選曲』がなされていますので、この映画も“音楽と共にいただいてください”って感じ。(笑) 主演は、アンチ・ハリウッド的キャスト ショーン・ペン 難しい役どころを難なくこなす名優 サマンサ・モートン 美しさは罪 ユマ・サーマン で、当然、出てます… ウディ・アレン これ、どこまでが本当で、どっからが作り話か判りませんけど、かなりそれらしく作ってあるんで、つかみの部分がキモだと思います。そこで受ける印象次第で本編が左右されるでしょうね。これ、冒険したな。 内容は、1930年代のアメリカ。派手な身なりと天才的な演奏、破天荒でひとりよがりな伝説のギター弾き。誰からも天才と呼ばれるほどの才能に恵まれた彼も、フランスのジプシージャズの第一人者 ジャンゴ・ラインハルトには“アレルギー”を引き起こすほどの恐怖感を持ち、自ら『世界で二番目のギター弾き』を自負しております。 娼婦の元締めをしながら、夜な夜なステージでギターを弾くというライフスタイルで、酒と賭けビリヤードに女遊びと、銃でネズミを撃ったり、思い立ったかのように汽車を観に行ったり、黒人ジャズメンたちとジャムセッションしたり、風変わりな生活を送っていた。 高級ホテルでのステージが決まり、順調に仕事も増え始めた、ある休みの日、浜辺へナンパに出かけ、偶然に出会った娘。ろくに字も書けないし言葉も話せない、そんな彼女の不思議な魅力に次第にひかれ、やがて一緒に暮らすようになりますが、天性の利己主義な彼は結婚に消極的で、一方的に彼女の元を立ち去り、新しいキャリアも積んでいくんですが…。 伝説のギタリストの伝説の部分を上手く料理した作品です。上手い! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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