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カテゴリ:映画の話 『サ行』
ドキュメンタリー映画っつーのは、ただただ静かで、暗く、画面がブレたり、切り貼りの落ち着きが無い編集だったり、『金を掛けずにやってます』ってのが王道だと思ってましたが、マイケル・ムーア監督しかり、最近の(特にアメリカのは)音楽が先ず良い。映像の挿入にセンスを感じる。編集も一方的に追及してるだけでなく、全体的に“皮肉”ベースである。という“飽きない”“興味深い”映画、つまり、これも間違いなく一つのエンターテイメントであるということですね。
監督は、実体験でノンフィクションに挑戦する漢! モーガン・スパーロック 素晴らしい作品に仕上がってますよ。いい大人は観た方がいいし、子を持つ親は今からでも遅くないから必ず観た方がいいと思う。 内容は、単にマクドナルドの商品だけで1日3食、30日間食べ続け、その結果、人間の体はどういう変化を辿るか…というテーマで検証する実体験ドキュメンタリー映画でございます。 これだけだと『実にバカバカしい映画』かとも思いますが、ところがどっこい!現代のアメリカの病んだ部分が次から次へと出てきますからね、日本も大丈夫か?って思いますね。 ま、そもそも『極端な偏食はもちろん健康を害するんだ』とは、誰しもが認識してるところではあるんでしょうが、実際にどうなるかなんて数値的な憶測でしかなかったものを、マクドナルド製品という世界一有名なジャンクフードに絞って実験したところに最も価値があると思います。しかも決してマクドナルド・バッシングだけに留まってないところがサンダンス映画祭で喝采を浴びた所以でしょう。 アメリカのニューヨーク(だったか)に住む二人の若い女性が『マクドナルドのハンバーガーが原因で肥満になった』と訴訟を起こした。裁判では証拠が不十分として立件されなかったが、ジャンクフードが体に及ぼす危険性を一部、裁判で認めた画期的な事例となった。 そこで、確かな事例を作るため、30日間、三食ずっと“マクドナルド製品”のみを食べ続け、その後の体の変化を医学的に判断するため、心臓医師、内科医師、栄養学、子供への影響、ジャンクフードビジネスの内側…様々な角度から検証していく。 そりゃあんだけ砂糖の入ったものや脂っこいものを食い続けたら高血圧にもなりましょうしね、糖尿も出るでしょうが、ポテトで肝硬変になるなんて思いもよりませんでした。 つーか、アメリカの小学校では子供にランチを好きなモノ食わせてるんですね?そりゃお菓子ばっか食ってれば太るわ(アハ) 4ションペン 4デンゼル 3デニーロ 観た方がいい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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