|
カテゴリ:映画の話 『タ行』
邦画が元気です。だから観ましたってワケではないですが(アハ)良いシナリオ、よい役者が揃えば日本映画も素晴らしい作品が作れるってことです。
だからって安心してちゃ足をすくわれますからね(ニヤリ) 監督は塩田明彦。もちろん原作は手塚治虫先生でございます。 ま、なんつーか、途中、かなり話を端折ってるので、早送りした感覚になっちゃう(アハ)ま、それだけ限られた尺にいっぱい詰め込みたかったってことでしょうが、二部作、三部作とかで設定すればよかったのにね…なんて思っちゃうんですが、商業的にダメなの?(アハ) 主演は、美しい顔立ちが素晴らしい 妻夫木聡 共演に、美しい顔立ちが素晴らしい 柴咲コウ この方だけが、娯楽作品を一流のドラマに仕立てようと気を吐く 中井貴一 キーワードをいっぱい持ってるワリに物語に絡まず勿体無い設定 中村嘉葎雄 なんでこの映画に出たのかな? 原田芳雄 なんか中途半端な演技だったなぁ… 原田美枝子 ナイスキャラ!この映画のMVP 杉本哲太 ナイスキャラ!っつーかこの感じで固定か? 土屋アンナ で、キミは何なのだ?(アハ) 瑛太 内容は、戦乱渦巻く荒廃した国。二つの勢力が血で血を洗う争いを繰り返し、民衆は苦しんでいた。この戦で劣勢を余儀なくされた武将・醍醐景光は、戦に勝つ、それ以上に国を統一する力を手に入れるため魔物に魂を売る。その取引の条件は、“生まれてくる我が子を生贄に差し出すこと”。体の四十八箇所を魔物に奪われ、人と思えぬ姿で生まれた赤ん坊は、愛される事無く川に流されます。 戦で失った手足の再生を研究する医師に拾われたその赤ん坊。戦場で殺された子供の体から作られたパーツで組み立てられたその子は、やがて大きくなり、医師の死とともに自分の運命を知る。 全国をさまよい歩く琵琶法師から与かった魔物を退治するための妖刀を左手に仕込み、自分の身体を奪った魔物をことごとく退治し、身体を奪い返すための長い長い旅が始まる…。 何度も言うようで恐縮ですが、三部作にしても良かったんじゃないの?って感じで、オープニングの戦場のシーン。あまりのヒドイ描写がただの“残虐な絵”になり下がっちゃう。そうじゃないだろ?戦争の悲惨さとか、命の尊さとか、手塚先生はもっと描いておられるような気がするんだけどなぁ…。 自分を売った親。その親の我が子をさえも失って余りある壮大な夢。その夢に翻弄される家族、民衆。飢餓と栄華。身体を取り戻していけばいくほど魔力を失う百鬼丸。親の敵が信頼する男の親と知るどろろの切なさ。なんかもっとドラマになる部分は沢山あるのに、VFXやワイヤーアクションやニュージーランドのロケーションを売りにするだけの作り方がどうなのかな?って。 しかも釈然としないラスト。完結させるなら早送りでも完結させてくれたらスッキリしたのになぁ…って感じで、劇団ひとりとどろろの絡みとかカットしてでも百鬼丸と醍醐景光とのラストシーンをもっと突き詰めて欲しかったとボクは思います。 え?いやいや、悪くは無いですよ。面白かったです(ニヤリ) 3ションペン 3デンゼル 2デニーロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|