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カテゴリ:映画の話 『サ行』
映画ですからね、あくまでも(ニヤリ)
監督と脚本は、『トラフィック』で脚本を書いたスティーヴン・ギャガン。製作総指揮に、実は優秀なプロデューサーでもあるジョージ・クルーニー。『トラフィック』つながりでスティーヴン・ソダーバーグの名前も。 『トラフィック』みたいに幾つかのエピソードが繋がってくる脚本なんで、主演はナシで。 出演は、この映画でオスカー(助演男優賞)に輝く ジョージ・クルーニー 我らが『マットデイモーン♪』の マット・デイモン ま、筋からいくと主役なんでしょうけど… ジェフリー・ライト で、また悪役 クリス・クーパー に、また悪役 クリストファー・プラマー で、またチョイ役 ウィリアム・ハート 内容は、石油利権を巡ってアメリカと中東との攻防を描いた社会派サスペンス。 とある中東の石油産出国。この国の改革を掲げるナシール王子は、王位継承を機に一気に石油の安定生産と経済の発展を遂げたいと考えていた。 中東で諜報活動をするCIA工作員。長年、中東で活動してきたが、次の仕事を最後に引退を決意していた。 アメリカの大手石油会社の合併を巡り、法的側面から調査をしていた弁護士。表向きは単なる合併だが、その裏にある思惑を知ってしまう。 中東の現地で活躍する若手石油アナリスト。ナシール王子のパーティーへ会社の命令で家族と出かけます。しかし、そこで不幸な事故に遭い、息子を失ってしまいます。 しかし、この事故を痛ましく思ったナシール王子の計らいで経済対策の相談役に抜擢され有頂天になるが、息子の死から立ち直れずにいる妻からは見放されてしまう。 遠くパキスタンからこの国の石油会社に出稼ぎに来ていた青年。企業合併のあおりを受け突然、失業してしまいます。 それでも優しく接してくれるこの国の人々、父親を養い、家族を呼び寄せるため仕事を探しますが見つからず、一先ずイスラム教の伝導師の近くで過ごす事になり、秩序のある美しいイスラムの教えに傾倒していきます。 石油依存のアメリカ(資本主義)の闇を鋭くえぐった作品です。なぜテロは起こるのか…なんとなく背景が分かってくると思います。 4ションペン 4デンゼル 4デニーロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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