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カテゴリ:映画の話 『タ行』
『ダビンチ・コード』ではレオナルド・ダ・ビンチの暗号を巡る“謎解き”が軸でしたが、今回は完全に“クライム・サスペンス”でございまして、暗号を解いたり、オカルト現象など絡めて構成していくあたり、日本の映画っぽさもありですね。
主演は、トム・ハンクス。ま、安心ですね。 監督は、ロン・ハワード。ま、安心ですね。 内容は、ローマ法王が亡くなるところから始まります。新しいローマ法王を決めるための会議を『コンクラーベ』と言うんですが、煙突から“白い煙”が出るまで何度も何度も行われる密室での会議でございまして、世界は固唾を呑んで見守るワケです。 で、このコンクラーベの最中に巻き起こる、次の法王の有力候補である4人の枢機卿の誘拐事件と、バチカンを一瞬にして灰にすることが出来る『反物質』が盗まれた事件…その昔、ローマ教会から弾圧された科学者たちの秘密結社『イルミナティ』がこれに関与してるのではないか…ということで、バチカンからは拒絶されていたラングドン教授が呼び出される。 『1時間ごとに枢機卿を一人づつ殺し、最後はバチカンを壊滅させる』との予告に、ローマ法王亡き今、権利を一任されているカメルレンゴの若い司祭、バチカンの中枢を警護するスイス衛兵、地元イタリア警察との駆け引き、事件の情報がほとんど無い中、ラングドン教授はダビンチの残した記述に“あるメッセージ”を読み解く。 バチカンの町を駆け巡り、天使の彫刻に秘められた謎の暗号を解いてゆくラングドン教授だったが、予告どおり一人、また一人と、枢機卿は殺され、追い詰められてゆく。 サスペンスとしてはとてもよく出来ていますし、ストーリーも結末も映画ファンのおおかたの予想を裏切りませんし、そのすべてが布石と言うべき見事なキャスト、一見の価値は大いにあると思います。 揚げ足を取らずに素直に観て楽しみたい映画でございます(キラリ☆) 3ションペン 4デンゼル 4デニーロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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