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見上げる夕空 あなたの横顔
気まずそうな夕日の輝き 川風に舞う涙 かみしめる唇 握りしめる指に剥がれそうな付け爪 激しく胸をたたく鼓動 手から伝わるあなたの温もり 開けた胸元に 初夏の夕風がかすめる 掴んだ想い出を詰め込むように胸に当てる 面の浮かぶ真っ赤な光 捕まえられない流れる夕日 また去っていく今日の河面 消え入る闇に埋める夢 敷いたままの冷たい情念 知の明かりをつけ 血痕の付いたを時間を沸かす 散らばった思考を手が痛いほど握ると 自虐的な文字を破り捨てて 地域の心髄に投げる 痛み出した歴史の軋みを手に 極壁にもたれ掛かれば 今宵も言葉は寡黙に世界を疾駆する 今夜も言葉は寡黙に世界を疾駆する お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月11日 22時25分20秒
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