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カテゴリ:思想
それは、ヨーロッパ思想が作り上げてくる概念の歴史
だった。 モンテスキューは「法の精神」で、日本のこと を書いている。イギリスが東インド会社を成立する際に、 集められた東洋の見聞録を資料として、「徳川時代の封 建制」を取り上げた。内容は不確実で曖昧なものだった。 その後、マックスウェーバーがより正確な情報で、日本 を取り上げるが、満足できるアジアものではなく、納得で きる、もっとも優れたとらえ方はヘーゲルの「アジア」概 念といえる。ヨーロッパ思想が世界普遍の思想だといえる のは18~19世紀のおよそ2世紀。 ヘーゲルは、アジアの特徴を「自然」をどう征服するか、 「自然」をどう考えて宗教や規範にするかととらえていた。 それに対してヨーロッパは、個人の思惟をどこまでも深め ていくという意味での「自由」で、アジアには、それがない といっている。つまり、アジアは停滞し未開のままだと。 ただ、これに私たちが満足するわけには行かない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月14日 18時07分41秒
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