|
カテゴリ:科学
体内での母親と胎児とのやりとりは、臍の緒を通しての栄養摂
取のみならず、感情や意識の動きに応じて無意識の世界の心 の核が出来上がることは 言うまでもない。 次に、出産という母体との離脱以後、まだ母親との意識の相互 性が保たれている内に、いきなり母親と引き離されたとする。幼 児はここでその違和感から外的世界を感じると同時に、初めて 自分という存在の境界と出会うことになる。孤独の裏返しは自 己と向き合う対自的内面の世界へと目を向けることになる。 痛みを心身で感じさせられると言うことは、心の外向性、子供に とっては安心の外界を受け入れ、見て感じる受動の世界を閉 じられる、不幸の始まりの世界といえる。 当然、自分の傷を見て自分を感じ、内閉し内向すると一方では 思索し思考し孤独に陰湿な病理を背負わされることを意味して お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月14日 18時14分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[科学] カテゴリの最新記事
|