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作家の部屋 「ダルタニウスの苦悩」

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スザンヌの「ぶろぐ… スザンヌ☆さん

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どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
2006年11月29日
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カテゴリ:思想
 戦後の社会の付けが、やっと今になって出てきている。陽と陰、生と負、無思想の時代といって良いのは世界的なことだ。

 特に戦後の民主主義、あるいは社会主義や共産主義、これらも崩壊し瞑想している。その代わりになる新たな現代の思想はなんだろう。その柱を失った世代が、家庭を失い、倫理観を失い、個に解体し、拠り所が無く現象や状況にただ流されるだけの本流が、戦後から現代の動向といえよう。

 封建制の崩壊、儒教思想の崩壊、天皇思想の崩壊、西欧至上主義の崩壊、ヒューマニズムや人間主義が解体し、家父長制や長子相続制度が崩壊。男尊女卑も壊れて男女平等社会が見えてきた。

 例えば子供への虐待に焦点を絞ると、まず家庭や家をイメージとしてもてない男女は、極端に個人的な理由によって別れ、子供を抱えて再び別の異性というに出会う。男も別の女と出会い、結びつくと家をイメージとして持たない男女は、子供を育てる意識を失った個人の男女達が、育てると言うこと自体を学ぶことが無く、自分達が家庭や学校や周辺の地域で学ぶことが無く、二人の暮らしに子供を邪魔な存在で妨害者としか思えず、相手の立場に立つことすら出来ない人間が、抵抗すらも出来ない幼児に残虐な暴力をむき出しにふるう。その行為が、心身共にどれだけ破壊的なことかも理解できず、保護し庇護し、慈愛の想いでケアし、サポートし、介護と介助を心で支える親としての精神を喪失している。私たちは、学問や学校での教訓でだけではなく、家庭にいるおじいちゃんおばあちゃん達の接し方の一言や、近所のおじさんやおじさん、あるいは友人知人たち、親類縁者達の一言の中で、例えば子供の育児や接し方、考え方を学んできていた。その。習俗の伝承的な学びの場や機会を失う環境が、知恵や知識を欠落した大人を生み出してきていた。

 これは、実は日本だけではなく、世界の普遍になりつつある。社会正義も消え、資本主義は超資本主義時代に入り、自民党一党の長期政権は自浄力を失った行政の体質を温存する結果になっている。先進国の若者喪失見ればすぐ分かる。米国、イギリス、フランス、中国、ロシア、イタリア、ドイツなどの、しかも一部上層の子弟達ではなく中下層も含めた子供達がどうなっているか。教育現場や子供達を取り巻く社会環境や、家庭、教師、課題を特に都市部で調べると分かる。この社会緩急の変化が今の病巣を生み出してきている。自由社会という無思想に開放が、指針や思想をも平等にし宗教も平等にし、考えることを学ぶ、あるいは社会問題を深化することを手段として持たない教育が、時代に対応力を失い社会破綻しているといえる。

 つまり、東洋社会も西欧も求心力を失った宗教思想に変わる、政治経済社会の全般に及ぶ新たな倫理観やモラルの思想が無くなったために、歯止めが無くなってしまったと言える。教育は立身出世にのみ目がくらみ、競争原理が他者の排除を養成し、

共生社会の根幹や家族という人類の核の考えをも見失ってしまった。

 現在、韓国は飛び抜けた英才教育で我が子を社会のトップに送り込もうと、親たちが躍起になっている。ただ、その行き着く先に、再び同じ事が待っていることをも危惧すべきかもしれない。

 現在、ヒントとして私たちは吉本隆明氏を時代に持っている。彼から多くを学ぶべきだとおもう。






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Last updated  2006年11月29日 14時00分46秒
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