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カテゴリ:社会
『敬語をもっと分かりやすくしようと、
文化審議会が敬語の新しい分類を答申。 こうした取り組みで、敬語の乱れは改善するだろうか? ■文化審議会が答申内容 文部科学大臣の諮問機関である「文化審議会」が、新しい「敬語の指針」をまとめた。 敬語は、一般的に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つに分類されている。 それを今回、「謙譲語」を2つに分けて、「お酒」や「お料理」など物事を美化して述べる「美化語」を新たに加えて5つに分類しようというもの。 <敬語の新5分類> ●尊敬語 *目上の人への言葉遣いだ。 相手側または第三者の行為・物事・状態などについて、その人物を立てて述べる言葉 〈行為〉いらっしゃる、召し上がる、お使いになる、読まれる、 ご出席、(立てるべき人物からの)ご説明 〈物事〉お名前、ご住所、(立てるべき人物からの)お手紙 〈状態〉お忙しい、ご立派 *目上の人への言葉遣いだ。 ●謙譲語1 自分をへりくだる言い方だ。 自分から相手側または第三者に向かう行為・物事などについて、その向かう先の人物を立てて述べる 伺う、申し上げる、お目にかかる、差し上げる、お届けする、 ご案内する、(立てるべき人物への)お手紙、ご説明 ●丁重語(謙譲語2) ← これが新しい分類 自分側の行為・物事などを、話や文章の相手に対して丁重に述べる 参る、申す、いたす、おる、拙著、小社 ●丁寧語 所謂丁寧な言葉遣いだ。 話や文章の相手に対して丁寧に述べる言葉 です、ます、ございます ●美化語 ← これが新しい分類 「お」を接頭語とする 物事を美化して述べる言葉 お酒、お料理 文化庁が行った「平成17年度・国語に関する世論調査」によると、「社会生活を営む上で、敬語を使いたい」という回答が92.5%に上る一方、「敬語が難しい」と感じている人が67.6%もいるという。 分類するのは文法学者だが、私たちはその文法に従って適切に使い分けできるだろうか。出来ないことは、使用方法が間違っていることになるが、みんな適切に使いこなせますか。著しい使い慣れの相違、違和感さえなければいいのではないのか。 出来ないということは、使い方が不適切ということになるが、みんな間違えずにに使いこなますか?たとえ違和感があっても、会話では一瞬でやりすごす。書面では相手に気づかれない程度のミスなら固いこと言わずに許せばいい。著しい使い違和感さえなければいいのではないのか。区分を追加して、新しい分類に従来のカテゴリーからはずしたとしていも、支障はない。この敬語は現代用語内での使い分けが出来れば足りる。 むしろ自分でしたら、接頭語の「御」がなぜ接続する名詞によって「おん」 「お」 「こ゜」 「ぎょ」 といった音に変化するのかを調べたくなります。疑問は生後の系譜に移ってしまう。 「申す」が「もしもし」に変化したり時が経つに釣れて省略されたり音が接続して新たな音に変形する言葉の流れに興味が沸く。また、美化語でわけるなら丁重語の拙者、小社といった語は別グループしても良いのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年02月08日 09時21分14秒
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