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カテゴリ:政治
「後期高齢者医療保険制度」が来年の4月から施行される。この制度は75才以上の老人を対象に医療費をさらに負担させようとするもの。税制改正で65才の低額所得者も理不尽な税金を課し、そのおかげで所得税額はさらに社会保険料にも連動して、金をむしり取るシステムだ。そこにもってきて、この新たな制度が年金をターゲットに強制徴収される。医者にかかれない病気に悩む高齢者達が、生活2を切り詰めながら苦しい老後へと追い詰められる。これは、明らかに小泉元首相が置きみやげにした福祉国家破壊の構造だ。国家や高額所得者が優遇される、貧しき人たちへの鎮魂歌。高齢社会に不安を持つ若者達への機器核すらあおる。
ある親しい議員にこの話をし「追い込まれて自殺する老人も出るだろう」と言うと、彼は「そんな勇気のあるやつなんて居ないさ」と言い返した。「未だにそれすら分かっていない。消費税率が上がり、この医療制度が実施されて初めて気がつく」と語った。この言葉に私は一瞬温度差を感じた。彼との意識の在り所が違うぞ。私は、ここまで老人を追い込み苦しめる行政のやり方を危機感を持って、なんとしても阻止したいと思っていた。働く場を失う老人や社会的弱者を、行政が救わずして誰が救うのか。彼は「法律が決まってくるんだからどうしようもない」という。行政の台所事情を視野に置くとしても、逼迫したはずの借金を抱える自治体の財政再建策は老人から、あるいは身障者からむしり取ることで解決してはならない。その保護すべき領域に、小泉元総理は薄情にも手を付けた。今までの失政のつけを全国民に負わせようとしている。さあ、日本の未来はどうなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年09月18日 23時22分08秒
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