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カテゴリ:社会
デンマークでは学校教育は「社会的大人づくり」にある。
相手の話を聞くことから始まる教育、少人数の対話と論述試験での自己表現力の修得、遊びやさまざまな体験を異なった年齢の男女の関わりで自然に身につける社会関係意識の修得、あるいは学校と職場が連携して産学協同の職業教育、さまざまな社会体験やまたそれでも社会に適応しにくい子供たちへの学校外の教育や社会活動支援。これらの若者たちの社会適応力教育の支援で、社会適応と円滑な人間関係の樹立が獲得されていく。 日本人の少子化、晩婚化が叫ばれているが、これは学校教育がランク付けのテストや学術的な修得に偏りすぎ、コミュニケーションや自己の意見・考えを持つ能力が著しく低下している。また、社会性も弱く定職がないニートや定収入で結婚できない、大人になれない若者達を生み出していると考えられる。家族を持つという当然のイメージを失い、社会的な大人の責任能力を持てないで、ずるずると回避する。核家族化と男女平等社会による女性の社会進出はもちろんのこと、晩婚化、非婚化の社会現象の一端には学校教育、社会全体の子育て論の欠如があると言えよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年10月30日 21時04分12秒
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