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カテゴリ:政治
議員と行政職員の定数を考える
議会の議員を減らす動きがある。適正人員は、となると地方自治法で定められた範囲の中であれば、別に問題はない。ただ、自治体の経営を考慮して議員給与を減らす。或いは定足数を減らすといった案が議員自身から出されている。 そもそも、議員は民意を反映し、その意見を代弁して行政に生かすのが、その大きな役割となる。派閥のために利益となる動きをしても、その党派を住民が選出しているのなら当然ということになる。別の視点もある。現在の産業は第三次産業が主体で、多くはサラリーマンやOLだ。職業から見てみれば、もっとも彼らの職業から議員が選出されても不思議ではない。ところが、議員として最も多いのは自営業や会社経営者だ。また、人口構成を考えると20代、30代、40代、50代、60代と年代により、選出母体を比例配分してもおかしいことではない。 1万人に1人が議員数では適当ではないかとの意見もある。その根拠は何だろうか?都市部と地方でも異なって不思議ではない。民意への情報の還元や代弁しうる活動をするのに、一人の議員は何人の住民のために動くことができるか。これを根拠に据えるのが最もだと以下もしれない。議会が活動報告し、自治体が住民の民意を吸い上げるシステムを構築しうるとすると、議員は減らすことができてくる。 行政職員数にもいえる。住民100人に職員1人が妥当といわれている。2万人の自治体では200人。ただし、この規模では一人が3種類の業務分野をこなさなければならなくなる。小規模組織ほど1人のやるべき仕事の範囲は大きく広がらなければならない。 20万人で2千人の職員が必要だと言うこと人なるが、1人が1.6の仕事をこなす必要がル。30万の住民がいる中核市では3千人の職員だが、ここまで来ると1人の職員では1つの業務しか担当できない。40万都市では規模が大きすぎで、もはや逆に機能ダウンしてしまう。よほどの細分化がなされないと効率もさらに悪くなる。 市町村合併は15~30万人の規模までが限度ではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年11月02日 23時06分15秒
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