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カテゴリ:社会
個人的に振る舞っていて、それが同時に共同体的でもある。それでいて、個人が自己矛盾を感じることはなく、共同体と逆立した強制力を被ることはなはなく、疎外感を感じたり対立的ではない。個が個にして、しかも全である関係性。社会的総体において、自然な振る舞いが抑圧もない。それは、特定の現在のどこかに存在できることではなく、全社会の自然的な変化が成り立ったところでのみ起こりうる状態の社会と考えられる。
実は、これはマルクスが考えていた共産主義社会のことで、人類はいまだかって体験したことも、実在した社会でもない。それは、吉本隆明もイメージしていた社会であり、私自身も「詩劇・ダルタニウスの苦悩」で主人公に語らせた内容である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月14日 22時06分20秒
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