037304 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

作家の部屋 「ダルタニウスの苦悩」

作家の部屋 「ダルタニウスの苦悩」

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

Profile

裕樹です

裕樹です

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

スザンヌの「ぶろぐ… スザンヌ☆さん

Comments

どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
2008年05月21日
XML
カテゴリ:思想
「世界を理性的に見る者にとっては世界はまた理性的な観を呈する。両者は交互的限定に立っている」(ヘーゲル「世界史の哲学」岡田高平訳)
 これは、色眼鏡を掛けて対象を見ると、対象はレンズ色に見える。本人は、それで対象を見たと思っているが、対象は見た者の色の染まってしまっている。ただ、見た人間には、それが分からない。そのレンズ色が対象であるという事実が、また見た者に認識と思考をあたえることとなる。しかし、実はそれは対象が限られた真実しか語りかけてはいないのだ。
 好きだと思えば「あばたとえくぼ」と似ている。見ている者の意識によって、対象は限定されて表象を露わにする。それは、現実の実態のすべてを、あるがままに総体的に明かされているのではなく、限られた部分認識に過ぎなくなっている。それでも、本人は、それなりに理解できたつもりになってしまう。得てして、日常社会にも、このような例は蔓延しているといって良い。認識の根本にかかわることを、ヘーゲルは初めて文として捉えて見せた。  





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008年05月21日 16時04分23秒
コメント(0) | コメントを書く
[思想] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X