7/1722.26 11年付き合っていた我が家の猫 ちびが 息を引き取った。重い腎臓病を最後は患い、食べれば体に尿毒素が出てしまう苦しいつらい最後だった。庭先に5,6匹野良猫が産んだ子猫の一匹を、私が拾い上げて目の見えないチビを、ミルクを与えて育てた。手塩に掛け、外にも出さず家猫として大事に育てていたので、きっと本人は人間だと思っていたに違いない。
いつも、二人で会話し、仕事のない時、家でちびに、癒されっぱなしだった。いつも、二人でくっさいて、といってもいやがるちびを無理矢理抱いて、かまっていた。その日はもう仕事に行く前から息絶え絶えだったから、帰宅する頃には一人で死んでしまっているに違いないと思っていた。でも、夜9時すぎに変えると、玄関先にぐったりと横になり、えっ死んでいるのかと思ったが、ピクのと足が動いたので、「ちび、ただいまー」と大きな声で繰り返し話しかけた。普段行かない冷たい玄関先で寝てしまうので、カーぺっーとに戻し、てでさすり、手を握り、暖めて射すってあげると、顔を何度も持ち上げて反応してくれた。やがて、何とか起き上がろうとして、また、倒れた。さして、私が見つめる前で静かに行きを引き取った。「ちび、ちゃんと最期を見届けてあげたよ」なんか、止めどなく涙が溢れる。「ちび」と声を掛け、揺すったが息はなかった。いつも横になっている座布団に遺体をのせ、線香と好きな缶詰、水をあげて、二人でお通夜。ちびと語り明かした。さようなら、ちび。いままでありがとう。
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