こう書いておきながら、Tシャツの話ではありません。
現在読んでいる本です。
このまえ買ったTシャツの特集の雑誌に引き続き。
といっても、この本が出た方がもっと先で、2017年発行です。
しかも元々は連載を単行本にしたものなので、記事自体は2015年ぐらいから始まってます。
捨てられないTシャツ (単行本) [ 都築 響一 ]
私も捨てられないTシャツは持ってはいますけど、
それはあくまでも着る前提のもので、着れないものに関しては処分してしまうことが多いです。
だけどこの本を読むと、着れないものでもなぜか捨てられないという一品がたくさん紹介されていて、
(逆に実際に現在も着ているものももちろんありますが)
Tシャツに宿る思い出が各人おもしろくて、なんだか勉強になります。
いろんな人が自分の捨てられないTシャツを紹介しているのですが、
多くの人は自分の人生語りをしていて、それがどれも波瀾万丈なんで、
わざとそういう人を選んで掲載しているんだろうとも思ったんです。
ただ、ふと、誰だって「そりゃないだろう」くらいの逸話は持ってるかもと思い、
自分だって人から見たら変な人生だというのは我ながら思うので、
こういう本を書くの向いてるのかもなと思ったりもします(笑)。
結構ボリュームがあってまだ読み終わっていませんが、
Tシャツ好きの私としては間違いなくためになる一冊でした。
それはTシャツに詳しくなるとかそんなのじゃなくて、
Tシャツから語る自伝みたいな感じなのが性に合ってると思えたので。
著者の都築響一さんの本はこれまでも読んでいますが、個性的なものばかりで、
前も書いたかもしれませんが、これからも著作を読みたい一人です。
取り上げる題材が多岐にわたり、中には好みでないものもあるので全作を読みたいわけではありませんが、
自分のツボにささるテーマのものは積極的に読んでいこうと思っています。
また一つおもしろい本に出会えて感謝です。