カテゴリ:東日本大震災 3.11
TAROが3歳の運動会のことです。 高くて細くて、怖くて苦手な平均台の上を、 ぐっとがまんして、歯をくいしばって進んでいました。 長く長く感じたその時間。 苦笑いで見守っている私にも、どれだけ長く感じたことか…。 少しずつ、ほんの一歩ずつ、前へ。 たったひとりで頑張ったTARO。 渡りきった彼を待っていたのは、本当に驚くほどの大きな歓声と拍手でした。 たくさんの歓声を浴びながら、大きなことを成し遂げたTAROが、 私には少し大きくなったように見えました。 1年前の今日、3月11日に起きた大震災。 私には、被災されたたくさんの人が、平均台の上にいるように感じます。 もちろん自ら上がった平均台ではなく、 突然、両側が断崖絶壁になってしまった、平均台。 細くて、細くて、どこまで続いているのかまったく終わりが見えない。 1年経った今日でも、まだまだ細くて不安定で、終わりは見えない。 代わってあげることはできない。 ・・・分かってる。 被災されたひとも、周りで応援しているひとも、分かってる。 でもいつか、いつか、その平均台を渡り終えることができたとき、 私たちよりも、ずっとずっと多くのことを得て、 被災されたたくさんの人の人生が、深く満ちていると、信じています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/03/11 11:13:44 PM
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