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2023年10月08日
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カテゴリ:最近聴いた演奏会
2023ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭
NHK「映像の世紀」コンサート

行くべきか迷ったのですが、
前日にいちばん安いチケットを購入して、出かけてきました。

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「映像の世紀コンサート」に寄せて
加古隆(作曲家・ピアニスト)

NHKスペシャル「映像の世紀」が放送されたのは1995年のことです。
映像が生まれて100年を記念し、世界中に残された貴重なフィルムを集めて20世紀の歴史を映像で振り返るという内容で、その音楽を私が担当しました。
番組の反響は大きく、その後何年にも渡って再放送が繰り返され、
結局20年後の2015年には「新・映像の世紀」、その後も「映像の世紀プレミアム」と続き、
そして昨年からの新番組「映像の世紀バタフライ・エフェクト」でも同じテーマ曲「パリは燃えているか」は流れ続けています。

今回の「映像の世紀コンサート」とは、自宅のテレビでしか観ることが出来なかった番組がコンサートホールにやって来る、と言えば分かりやすいでしょうか。
ステージには大きなスクリーンが設置され、その前にオーケストラとピアノが登場します。
そしてスクリーンには1985年から現在までの間に撮影された世界中の、非常に貴重な映像が時代の流れに沿って上映されます。
同時にそこにオーケストラとピアノの生演奏が加わり、映像と音楽とを一緒に楽しめる、そんな画期(かっき)的なコンサートです。

既に何度かこの公演は行っていますが、終演後は皆さんから「圧倒的な感動が心に押し寄せてくるコンサートだった」という嬉しい感想を頂いています。
それは文字による知識や概念ではなく、映像と音楽とが互いに100%の力でぶつかり合ってより大きな力となり、言葉を超えて心に直接語りかけてくるからだと思います。
又このコンサートの為に新たに特別編集された映像や、演奏の合間に入る山根基世さんのナレーションも大きな魅力となっています。

今回の金沢公演は、「オーケストラ・アンサンブル金沢」のために新しく編曲を行なった新バージョンの、初演です。
また加えて、現在放送中の「映像の世紀バタフライ・エフェクト」のために作曲した新作2曲も聴いていただけますので、私としても大いに楽しみにしております。

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「映像の世紀コンサート」
室内オーケストラ版〈初演〉

■前半
スクリーン映像      演奏曲

オープニング       パリは燃えているか

第1部 映像の始まり    1.時の刻印
             2.シネマトグラフ
             3.はるかなる王宮

第2部 第一次世界大戦   1.神のパッサカリア
             2.最後の海戦 パート1,2
             3.パリは燃えているか

第3部 ヒトラーの野望   1.未来世紀
             2.大いなるもの東方より
             3.マネーは踊る
             4.パリは燃えているか

(休憩)

■後半

オープニング(映像なし) パリは燃えているか(ピアノ・ソロ)

第4部 第二次世界大戦   1.大いなるもの東方より
             2.最後の海戦 パート2
             3.神のパッサカリア
             4.狂気の影

第5部 冷戦時代      1.パリは燃えているか
             2.シネマトグラフ
             3.最後の海戦 パート1
             4.黒い霧

第6部 ベトナム戦争、若者たちの反乱 1.パリは燃えているか
                  2.ザ・サード・ワールド
                  3.睡蓮のアトリエ

第7部 現代の悲劇、未来への希望   愛と憎しみの果てに

エンディング            パリは燃えているか

■アンコール

第8部 新たなる危機         風のリフレイン

第9部 バタフライエフェクト     グラン・ボヤージュ

音楽・ピアノ:加古 隆
指揮:岩村 力
オーケストラ・アンサンブル金沢
ナレーション:山根 基世

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戦争中の映像は、残虐だったりして生々しく、怖かったり悲しかったりするものですが、
実際に起きたことであるにもかかわらず、あまり心を動かされませんでした。

昔のこと過ぎて、映画を観ているような気になったのだと思います。

戦闘シーンのある戦争映画は好みではないのですが、
映画であればどこかで必ず泣きます。

ですが、このコンサートで泣いた(というかほとんど号泣。とめどなく涙が流れてました)のは、
戦争を映す場面ではなく、2015年のパリのテロ事件のあと、
パリの広場で「私はイスラム教徒。ハグしてくれますか?」と書かれた紙を持って立っている男性に、
ハグする人々を映した映像でした。

実はこの文章を書きながら思い出してまた泣いているのですが、
自分がこのシーンで泣くとは予想外で、かなりびっくりしました。





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最終更新日  2023年10月24日 08時08分56秒
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