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カテゴリ:最近観た展覧会
東京国立博物館で開催されている、特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」を観に行ってまいりました。 特別展「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」 平日は日時指定ではありません。 事前にネットでの購入はせず、当日、現地の券売機で購入しました。 入場したのは正午前。 博物館を出たのは14時前でした。 ■開催趣旨 平安時代前期に成立したやまと絵は、以後さまざまな変化を遂げながら連綿と描き継がれてきました。 優美、繊細といったイメージで語られることの多いやまと絵ですが、 それぞれの時代の最先端のモードを貪欲に取り込み、人びとを驚かせ続けてきた、極めて開明的で野心的な主題でもありました。 伝統の継承、そして革新。常に新たな創造を志向する美的な営みこそが、やまと絵の本質と言うことができるでしょう。 本展は千年を超す歳月のなか、王朝美の精華を受け継ぎながらも、常に革新的であり続けてきたやまと絵を、 特に平安時代から室町時代の優品を精選し、ご紹介するものです。 これら「日本美術の教科書」と呼ぶに相応しい豪華な作品の数々により、やまと絵の壮大、かつ華麗な歴史を総覧し、振り返ります。 ■見どころ ・やまと絵とは やまと絵の概念は時代によって変化します。 平安時代から鎌倉時代頃にかけては、中国的な主題を描く唐から絵えに対し、日本の風景や人物を描く作品をやまと絵と呼んでいました。 それ以降は、水墨画など中国の新しい様式による絵画を漢かん画がと呼ぶのに対し、前代までの伝統的なスタイルに基づく作品をやまと絵と呼びました。 中国に由来する唐絵や漢画といった外来美術の理念や技法との交渉を繰り返しながら、独自の発展を遂げてきたのがやまと絵です。 四季の移ろい、月ごとの行事、花鳥・山水やさまざまな物語など、あらゆるテーマが描かれてきました。 ・日本絵巻史上の最高傑作 四大絵巻 数ある絵巻作品のなかでも、最高傑作として名高いのが平安時代末に制作された「四大絵巻」です。 10月11日(水)~22日(日)には30年ぶりに四大絵巻が集結。 このほかの期間にも、古代・中世絵巻の名品が続々と登場します。 ・国宝 源氏物語絵巻 より、関屋・絵合(10月11日(水)~22日(日)) 平安時代・12世紀 ・国宝 信貴山縁起絵巻 より、飛倉巻(10月11日(水)~11月5日(日)) 平安時代・12世紀 ・国宝 伴大納言絵巻 より、巻上(10月11日(水)~22日(日)) 平安時代・12世紀 ・国宝 鳥獣戯画 より、甲巻(10月11日(水)~22日(日)) 平安~鎌倉時代・12~13世紀
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最終更新日
2023年11月02日 18時37分51秒
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