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2024年08月12日
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カテゴリ:最近観た展覧会
こちらの会期は9月1日まで。

小松から松任に移動し、松任中川一政記念美術館へ。

こちらの美術館にはこれまでにも何度か来たことがあります。

向日葵の作品が好きです。

中川一政(1893-1991、文化勲章受章者)が、生涯制作において大切にしていたものに「ムーブマン」があります。
ムーヴマン(仏:Mouvement)は、美術用語で、線や色彩また画面配置などによって見るものの視線を誘導して動きを感じさせる表現のことを言いますが、
中川にとってはもう一つ大きな意味合いがあります。

“ムーヴマンは とりもなおさず感動の事である。その感動をどうとか生かして画面に入れよう、無理ではなしに生かしたまま入れようとする。それがフォルムである。”
(中川一政 歌集『雨過天晴』後記、1979年 求龍堂)

この言葉が示すように、中川にとってのムーヴマンは「感動」をも意味します。
中川のムーヴマン「感動」が筆を突き動かすとき、そこにデフォルマシオン(変形、誇張)が生まれます。
そのデフォルマシオンが画面全体にムーヴマン(動き)を生み出し、彼が描こうとしたものを見るものに伝えます。
そして、躍動感を生かしたまま画面をまとめ上げているのがフォルム(仏:forme)「形」です。
フォルムとムーヴマンのせめぎ合いが、いきいきとした画を生み出していると言えるのです。

本展では、中川が夏に精力的に描いた「向日葵」作品を中心に紹介します。これらの作品をとおして画家の「ムーヴマン」に触れてみてはいかがでしょうか。

中川一政の向日葵 ―フォルムとムーヴマン―





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最終更新日  2024年08月21日 12時57分25秒
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