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火器管制用レーダーの照射 攻撃目標の位置情報などが補足され、次のステップとして、発射ボタンを押すとミサイルが目標に向かって飛んでゆく。軍事評論家の解説では、危険な行為なので平時では他国の艦船に向けて火器管制用のレーダー照射をしないそうです。国際標準の交戦規定(ROE)では先制攻撃をかけても正当防衛とみなされるそうです。 中国外務省は報道で知るまで照射のことを知らなかったと報道官が答えています。中国外務省の立ち位置は、尖閣諸島は中国の領土であることから中国の艦船や公船が島に近づくことを問題にすることはありません。 中国共産党の反応として、人民日報系の環球時報は社説で「日本側が説明する詳細な状況の真実性と、今回の世論戦を仕掛けた魂胆には疑問符を付けざるを得ない」と主張し、照射の公表は国際社会で日本の立場を有利にするための世論戦との認識を示したそうです。(産経新聞 2013.2.7) 現時点では中国政府の意図はわかりません、尋ねても答えてくれるものでもないでしょう。一部の軍人の跳ね上がった行動ととらえる見方も日本メディアは紹介していますが、日本政府が公表してから1日以上経っても中国政府からは何の見解も示されておりません。 日本政府としてこれからも、戦略的互恵関係の構築を訴え続けてゆくことはたいせつでしょう、平和外交を引き続き進めることもたいせつでしょう。 ただし同時に、武力侵略がありうることをだれもが気付かされたのではないでしょうか。日本は防衛能力を高めておくことは正しい判断でしょう。防衛能力が高くなければ平和外交すら成り立たないでしょうから・・・ ちなみにシェークスピアのテンペストを観たことはありませんが、ウィキに劇の中からの一文が紹介されていました。 We are such stuff as dreams are made on, and our little life is rounded with a sleep. -第4幕第1場 我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる。 こんなテンペスト(嵐)であればいいんですが! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.02.07 15:32:24
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