カテゴリ:演劇・ミュージカル
ジョニー・デップのパブリック・エネミーズ(一時よく聴いた{{{ビリーホリディの歌!{{{ちあきなおみのひとり舞台レディディ、もう一度観たい) と{{{大竹しのぶ・草笛光子 [http://www.tohostage.com/grey_g/ ミュージカルグレイ・ガーデンズ ]を観ました。 2作とも観てすっきりとかハッピーになるというものではありません。 エミー賞6冠に輝く『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』は悲惨なのになぜか、観ていて嫌にならない。 {{{ドリュー・バリモア・ジェシカ・ラング}}} のミニシリーズ/TVムービー部門・主演女優賞を始め、第61回エミー賞6冠に輝いたHBO製作のTVドラマ [http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/30562492.html グレイ・ガーデンズ 追憶の館] このミュージカル版は2007年トニー賞、ミュージカル主演女優賞、ミュージカル助演女優賞、ミュージカル衣装デザイン賞受賞作品です。日本では{{{宮本亜門演出}}} 50数匹いたという猫は白ネコ数匹が照明でうまく表現されています。 {{{大竹しのぶは井上ひさし「太鼓叩いて笛吹いて」}}} (森光子の「放浪記」は有名ですが井上さんは戦争中、新聞社の従軍特派員や陸軍報道班員として中国やインドネシアの前線に行き、人々を戦争に駆り立てる作品を書いた林芙美子の自分自身への反省を描きました。) や[http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/17618448.html スウィーニー・トッド]で ミュージカル女優としてもいいなと感心したものです。 今回もチャーミングで声も綺麗、若々しくて言うことないし、草笛さんはそこにいるだけで大満足です。 1幕は大邸宅グレイ・ガーデンズでの婚約祝いパーティの準備から始まります。映画版ではJ.F.ケネディの兄との婚約は出てこなかったはずだけど。大竹が母を演じ娘は元宝塚の{{{彩乃かなみ}}}(歌もいいですね) 意外と保守的なアメリカ。娘イディがショービジネスの世界にあこがれていたり、水着がはじけてビューティフルボディが露わになっても臆さずだったことなどを母が婚約者に告げると彼は顔色を変えてします。また彼はゲイの握手を拒む。 娘は母が自分の若さや美貌をねたんで告げ口したと思います。 こういうことは日本に仲好し母娘でも聞いたことがあります。 時代の違いで自由に生きている娘に嫉妬してしまう。 今また若い女性が結婚すると専業主婦になってしまう皮肉に私もなんだかなと割り切れないですね。 {{{母イディスは、自分のために作曲までしてくれるお抱えの音楽家グールドを家に住まわせるという、贅沢な生活をしています(まるでモーツァルトの時代の王侯貴族のよう…)}}} このグールドを音楽座時代から見ている吉野圭吾が演じてますが煙草を吸う場面がありその煙が流れてきてちょっと辛くなってしまいました。 {{{イディスは、ひまさえあればグールドのピアノ伴奏で優雅に歌いながら暮らしています。ここに、ちょっとした隠し味が施されていました。婚約パーティの準備に「パンジーが必要」と聞いたグールドは「僕のこと?」とおどけて言うのです。そのネタ振りに対してイディスは「今はそういう人たちのことを言いたいわけじゃないの」とツッコミを入れます。パンジーとは、ゲイを意味する当時の隠語でした。たぶんほとんどの観客はこの作曲家とイディスが愛人関係にあるのでは?と思いながら舞台を観ているはずですが、わかる人には真実がわかるのです。その続きのシーンでは、イディの婚約者ジョセフがグールドと握手をしたがらず、ロコツに嫌悪感を示している様子が描かれています。まだゲイが激しく差別されていた時代を物語るエピソードです。}}}All About より 家を出て自立したいけど今更年取った母を見捨てるわけにはいかない娘、舞台では母娘ががなりあってる場面が多く、… なぜか眠気が、 その他の出演{{{川久保拓司、ディビット矢野、光枝明彦}}}(元四季、懐かしいCATS) <ストーリー> 1941年7月。ニューヨーク州ロングアイランドにある美しき大邸宅グレイ・ガーデンズには、セレブが集っていた。ブーヴィエ家の娘イディと婚約者ジョセフ(J.F.ケネディの兄)の婚約祝いパーティの準備が進んでいる。かつて歌手であった母イディスは、すきあらば歌を披露したがるが、娘はそんな母を恥ずかしく思い、今日のパーティでは歌ってほしくないと口論になる。イディスの父(イディの祖父)・ブーヴィエ少佐は、イディスの派手好きな性格に愛想が尽きており、孫娘のイディに一族の最後の望みを託している。厳格な父にたしなめられ、酒に酔ったイディスは、娘の婚約者をつかまえてイディの奔放さを告げ口する。そこに、ニューヨークで働くイディスの夫(イディの父)から電報が届く… 32年後の1973年。荒廃したグレイ・ガーデンズに、母娘は未だに住んでいる。娘イディは独り身のまま。母イーディスは寝たきり状態。イディはいつかグレイ・ガーデンズを出て母から自由になることを夢見ている。自分の幸福な未来を閉ざした母に憎しみすら覚えている。母との決定的な口論で逆上したイディはついに家を出る決意をするが… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.18 20:17:59
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