カテゴリ:美術展・展覧会
京都近代美所蔵藤島武二「花籠」(チラシ表紙) 豊田市美術館単独開催で評価高かった「近代の東アジアイメージ展」! 藤島武二や梅原龍三郎らはパリに学び、帰国後スランプに陥り模索する中でアジアへ。そこで西洋と日本の激しい闘争から解放され自己様式を作る契機を得たという。 古来から日本は中国・朝鮮などアジアから文化を学び、江戸時代は朝鮮通信使が来ると喜んで交流を求めたという。 それが明治からは加害者となり苦い思いが募るのだが。 会田誠 美しい旗(戦争画RETURNS)1995 襖を利用して木炭にアクリルを主体にした本作にはハッとさせられた。一人は日本の女子高生、右はチマ・チョゴリの韓国少女。 抗日運動のジャンヌ・ダルクと言われた三・一運動で16歳で獄死した柳寛順ユグァンスン。 その他の写真はこちら 新海竹蔵 砧 1939 右の花をもつ女性の絵がいいなと思ったら三岸好太郎1927中国婦人像 高橋由一の「上海日誌」劇場や市街の絵は演劇好きには興味深い。 [[attached(6)]] [[attached(7)]] 左、森守明 1934 右、堀野正夫蒙古・大草原の生活・正装の貴婦人1940 モンゴル展で観た豪華な衣装思い出す。 [[attached(8,center)]] 藤田嗣治「北平の兵士」後ろ向きの子供の虎柄が可愛い。 「惜しい哉吾等日本人は色彩感には乏しいのである。感覚に鈍いのである…支那に入って初めて支那人の原色を知ることが出来る。彼らの強い、新しい色調の感覚は鋭く街頭にも建築にも衣装にも吾等以上の調色の練磨の効果を示している」 [[attached(9,center)]] 高嶺格 Baby Insa-dong 2004 一部屋この液晶モニターでした。 「あなたのその、在日に対する嫌悪感はなんやの?」といういらだち紛れの恋人の問いかけにはじまる作品。日本人作家と在日韓国人の結婚が描かれる。 初めて観る作品ばかりでした。 前回アップした島成園「上海にて」傑作です。銀行員と結婚した後は急速に定型的表現になっていったそうで残念。 [[attached(10,center)]] 柳瀬正夢 北京生活の観照・掛小屋の女優 治安維持法違反で投獄され、保釈後に一年に及ぶ満鉄北支事務所招聘時のプライベートな旅で撮影した柳瀬正夢の写真や絵。 107作家 259点、前期は行けなかったけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.09 19:53:31
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