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2010.01.19
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わらび座ミュージカル『火の鳥 鳳凰編』を観ました。
漫画を読んだときなんて壮大な作品、さすが手塚治と大感動したのですが図書館で借りたので手元に原作がないのが残念です。

我王と茜丸の瓦対決は原作そっくりだそうです。
我王が立木に仏像を彫っていく場面、木が回っていって仏像が現れるというのが演劇的にいいですネ。
盗賊だった我王が精進の末に昇華し優秀な仏師だった茜丸は権力者に近く、あのようなことを…

速魚とブチが一体化するところも、ドキッ。
ピュアな速魚とくったくなさそうなブチという二人の女性の対比、聖なるものと俗なるものは実は一体、通じるところがあるのでしょうね。


昨日、{{{ミュージカルキャンディードにも出たオペラ歌手の幸田さん}}} がトーク番組でウィーンでは男女同じ場所で裸になって着替えてると話されてましたが。
私もオペラ「サロメ」見てオールヌードになったのでびっくりしたのですが抵抗ないのでしょうね。

{{{エクウスやヘアー}}} でそういう場面あるそうですが生で見たことはありません。

わらび座の舞台は、{{{アテルイ、銀河鉄道の夜 、つばめ}}} などを観てきました。テレビでも{{{坊ちゃんや棟方志功 、小野小町}}} などが放送されました。いつも休憩なしで伝統舞踊や太鼓でも楽しませてくれます。
型にはまったコピーでなく血の通った作品を低料金で楽しませてくれます。今回は近郊の町まで行ったので3500円。

[http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/21225310.html 天草四郎四つの夢の物語 ]

この舞台は手塚治虫生誕80周年記念公演
スタッフの面々がすごい。やはりこの劇団の新の通った舞台に共鳴なさるのでしょう。

{{{ 演出:栗山民也、脚本:齋藤雅文、音楽:甲斐正人、美術:妹尾河童
出演:我王はパク・トンハではなく三重野葵
戎本みろ(茜丸)、椿 千代 (速魚) 上野 まゆ(ブチ)}}}
この劇団には椿さん、碓井涼子さん、丸山有子さんのような清純な雰囲気で美声を聞かせてくれる女優さんがいます。
戎本みろさんは「義経」などでお馴染み、歌はもちろんお顔も二枚目。
三重野葵さんは初めて認識したのですが初めお顔に似ず太い声を出されたので
いろんあ声が出るんだと感心。綺麗なお顔ですがあざを作ってあったり片腕はないという設定なので演技は慣れるまで困難なことでしょう。やりがいのある役。
上野さんも初めて?思い切りのいるいい役ですね。
アテルイなどの安達和平、渡辺哲さんの歌唱も好きですが今回は出ていられませんでした。


火の鳥は宝塚版をテレビで見たことがありますが{{{青島広志さんのオペラやニナガワさん}}} の舞台もあり観たかったです。

[[item(http://www.youtube.com/v/deU_81XOVpA&hl=ja_JP&fs=1,425,344)]]
[http://www.youtube.com/watch?v=deU_81XOVpA 火の鳥 鳳凰編 - エンディングテーマ - 渡辺典子]

[http://www.warabi.jp/ わらび座公式サイト]より 

来年が手塚さん生誕80周年となり、20年間温めてきた企画として、「火の鳥(鳳凰編)」をミュージカルにすることになった。

 「火の鳥(鳳凰編)」は、「いのちの火を灯す」「人間の再生」といった手塚作品が描き続けたテーマの象徴ともいえる作品。2年間で300回公演していきながら、手塚作品の精神を多くの人に届けたい。

手塚治虫先生がわらび座を知るきっかけとなったのは、創立者夫人の原由子が「学友座」という関西の大学の枠を超えた学生演劇のチームでご一緒だったことです。当時、大阪大学医学部の学生だった手塚先生と俳優仲間で、先生も学生演劇の俳優としてたびたび舞台に登場されていました。

その後、1987年から3ヵ年限定で、21世紀のわらび座を見据えて、手塚治虫先生はじめ、加藤周一、木下順二、宇野重吉、観世栄夫、外山雄三、その諸先生方を呼びかけ人とした「わらび座と文化を考える会」を立ち上げました。そのとき、代表呼びかけ人として、手塚先生にご尽力いただきました。

『わらび座を起点として、日本伝統文化、真の民衆芸術すべての発展のためにとてつもないエネルギーとなり得ることを確信する。ぼくもその一員として、結ばれた絆を大事にしていきたいものだ。』(月刊「わらび」1987年6月号より)

そして、1987年12月6日雪の中、秋田のわらび座に手塚治虫先生がおいでになり、劇団わらび座の創立者、原太郎との文化対談が行なわれました。二度目には未発表のアニメーションフィルム持参で来座してくださり、わらび座の子どもたちのための上映会を開催してくださいました。
「火の鳥」をとおして

劇団わらび座では作品の大小に関わらず、命の火を灯しつづけること、人間の再生ということを大事な精神・ミッションとして作っています。その象徴となる作品として、「火の鳥―鳳凰篇」を今回、企画させていただきました。手塚治虫生誕80年というこの機会に、改めて劇団のミッションも含め、スタッフの先生方と一緒に手塚治虫先生の作品の精神を皆様にお届けしたいと思っています。





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Last updated  2010.01.19 16:24:34
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