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2012.03.06
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カテゴリ:政治・平和
前文はこちら

転載記事です。

2012年2月28日(火)、大阪府泉南郡熊取町の京大原子炉実験所で行われた小出裕章助教へのインタビューの模様。インタビュワーは岩上安身。
 福島第一原発2号機の温度上昇や倒壊が危ぶまれる同4号機、大飯原発3・4号機の再稼働など、原発問題をはじめとして、トピックは多岐にわたった。またTwitterなどで物議を醸している、大阪維新の会主催「瓦礫の広域処理に関する勉強会」についても言及。広域処理への小出氏の賛否が論争になっていることから、氏の瓦礫処理に対する真意にも迫った。
 後半に入ると、日本における原子力政策の裏の歴史、核保有への思惑といった、タブーの領域にまでインタビューは発展。また対イラン・イラクでのアメリカの“パワーポリティクス”、支配と被支配の不条理性を抱える世界情勢についても話が及んだ。小出氏は「岩上さんの誘導尋問に乗せられて…」と苦笑しながらも、自身の意見を明快に語った。【IWJ・佐々木】
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ウィンザー通信さんブログより文字起こし


政治の場にいる方々の中には、『原発に関して、核の動機がはじめからあった』と、はっきりと認めている人がいる。
先の戦争で負けて、二等国となってしまった日本は、核武装というものを持つことで、立ち位置を向上させたかった。
原子力発電をやる上での、一番根本的理由は、核武装というものを所有するということ。


核の導入について。正力氏が原子力の平和利用という言葉を隠れ蓑に使い、原子力発電所を推進した。
核武装という言葉が最近また、チラチラと出始めている。
なぜそれをしなければいけないのか。
どうしてそこまで思わなければならないのか?
アメリカの都合よく動かされているのか。
アメリカの属国として、都合の良いように使われているだけなのか?
確かに属国だったが、そこからなんとか抜け出して、独自に一等国として存在するために、核武装を発展させたいという意思もあったかもしれない。
核を持つということの理由は、単純なことだけではない。


ウランの濃縮なり、プルトニウムを持つということは、アメリカの原子力産業の顧客となったわけで、
アメリカにとってのアジアの防波堤として存在している限り、アメリカは日本を、共産主義の脅威と対峙するための壁として使い、中国との接触にクッションを作る。
核の開発体制としての原子力発電所。これを政府は国民に全く説明していない。


プルトニウムは今どこにあるのか?最終的にどこにあるのか、高度な軍事機密であり、国民には知らされない。
原爆にできるようなウランがあるが、それも最高機密。
核物質というものはそういうもの。
単なる物理的な防護だけでなく、情報上も、完璧な機密事項。情報が漏れないように国家としては情報統制をとる。


日本の国民に対してスピーディは隠され、米軍には渡されていた。
主権者は米国?一応、形上は外国であるが、核の親分である米国に先に情報を流すのは、当たり前である。
米国は、IAEAを通じて、日本のどこにプルトニウムがあるのか、そのことも知っている。
IAEAは、基本的に米国が握っている。
常任理事国(アメリカ、日本、中国、イギリス、フランス)になる←核兵器を持つ
そして常任理事国は、他の国には核を絶対に持たせない→そういう意味もあってIAEAを作った。
常任理事国というのはそういうもの。


現在の厳しいパワーポリティクスのようなシステムの中で、わたしのような小さな者が、なにを言っても仕方が無いと思ってしまうが、
絶望したらその時に終わってしまうので、とにかくあきらめず、声に出し続けていく。
現在のようなパワーポリティクスが支配しているような世の中をひっくり返したい。
すぐにはできない。
そのための鍵は、日本国憲法にある。
特に第9条。
自分達の安全をどう守るか。
軍事力で安全を守らない。
もちろん容易な事ではない。
軍隊を強化することより遥かに難しいこと。


米国は今、自分の思いに添わない国は地球の裏側であっても攻撃するような、不公正で不平等な世界。


米国の属国から離れる。


不公正な劣位に置かれている国が、属している国から独立することは、想像を絶する困難や痛みが伴う。
核をすべての国が持つ自由。それは絶対に求めてはいけない。
核をすべての国が捨てる自由。これしか地球が続く未来はない。


不公正な世界は、人類が生まれてからずっと続いてきた。
核が生まれてからは60年。
人類というのはそういう愚かなものだ、という結論として認めてしまうとそれで終わってしまう。
違う歴史を作りたい。


人類の支配、披支配という不公正な世界を変えたい。


みんながひとりひとりで考えて欲しいこと。
原発だけの問題ではなく、核を視野に入れないと、この強大なシステムをひっくり返すことはできない






日本国憲法第九条
その1 
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

その2 
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。













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Last updated  2012.03.06 12:59:23
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ribon5235

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